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「海溝型地震」のメカニズムを再現した電動模型が分かりやすいと話題 これが現実で起こると思うと……(1/2 ページ)

和歌山県立自然博物館が製作。現在は大阪市立自然史博物館にて2023年2月26日まで展示中。

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 地震の形態の1つ「海溝型地震」が発生する仕組みを、電動の仕掛けで再現した模型が分かりやすいと話題です。

海溝型地震 左側の面は我々が暮らす地面に連なる大陸プレート、右側は海中の海洋プレートを表している
海溝型地震 海洋プレートはローラー仕掛け。大陸プレートを巻き込みながら、下(地球の中心部)へ向かって沈み込んでいく、
海溝型地震 大陸プレートが限界までしなると……
海溝型地震 反動で反り返って地震を生む。上の町は大変なことになっていそう

 模型は地震発生の主要因について、大陸プレートをしなる板に、海洋プレートを電動のローラーに置き換えて表現。海洋プレートがベルトコンベアのように下方へ回ると、その上にかかった大陸プレートも、流れにつられて沈み込んでいきます。

 こうして反った大陸プレートは限界までしなると、反動で上へ跳ね返ることに。このとき生まれる振動こそが地震というわけです。

 この模型を製作したのは、和歌山県立自然博物館の学芸員で、同館では「じしんくん」の愛称で親しまれているとのことです。

 なお、和歌山県立自然博物館で常設展示されているものではなく、現在は大阪市立自然史博物館の特別展「大阪アンダーグラウンド展」にて、2023年2月26日まで展示中。同館の学芸員、中条武司(@nakajotks)さんのツイートで注目を集め、「これが実際に現実で起こると思うと恐ろしい」など、大きな反響を呼んでいます。

動画提供・協力:中条武司(@nakajotks)さん/和歌山県立自然博物館

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