犬を飼うということは、ときに犬の嫌がることもしなくてはいけない
――YouTubeチャンネルを始めようと思ったきっかけは? また、始めてからの周囲からの反響はいかがでしたか
当時私のiPhoneの容量が極めて少なく、Twitterに載せていた動画やただ撮り溜めていた動画等の保存先に困っていたため、最初は動画置き場として開始。だんだん日記と化す。最初はほとんどデータを見ていなかったので、気付いたら視聴者さんが増えていた。
――YouTubeチャンネルを運営するうえで気を付けていることはなんでしょうか
「犬の飼い方」自体が各家庭それぞれであり、自分の考える「正しい」と、見てくれている方の「正しい」がすれ違いやすく、必然的に批判や炎上が多くなってしまうジャンルである。そのため、自分の中の軸は曲げずとも、他者の考えも柔軟に取り入れ、文太の環境をより良くしていくようにしている。
――「プピプピ文太」のチャンネルの中で、オススメ動画はありますか?
爪切りや足の裏の毛を切るメンテナンス動画がオススメ。視聴者さんの立場としては、かわいい動画の方が癒やされるし見たくなるとは思うものの、犬を飼うということはかわいがるだけじゃなくて、ときには犬が嫌がることもしなくてはいけないし、日々の管理もつきものだということを伝えたい。
具体的には「狼爪を切られまいと必死の抵抗を見せるシベリアンハスキー vs 血も涙もない姉」と「疲れてる間に爪を切られ足裏カットもされて腹立ち気味のシベリアンハスキー」。
――視聴者さんが知らないような、文太くんの意外な一面はありますか
人工的な大きな音が苦手。雷や地震など、自然の脅威には全く動じず、全く恐れないのに、ドアが閉まった際になるちょっと大きな音などが苦手。あと、道路の側溝に何度か落ちたことがあり、側溝には意地でも近づこうとしない。
この世界で存在する他の全てより大事な存在
――文太くんは飼い主さんにとってどんな存在ですか
純粋に弟だと思っている。この世界で存在する他の全てより大事な存在なので、ドラゴンボールがないことだけが本当に心残り。どうにかして私の寿命と文太の寿命を足して2で割って分配する方法がないか考えることがしばしば。
――これからの「プピプピ文太」のチャンネルについて
これからも変わらず、のんびり日常をお届けできたら。飼い主自身がぐうたら人間なので手の込んだ動画や、奇抜なこと、変わったことはできないけれど、穏やかな日常をお届けできればいいかなと。
――最後に、ファンのみなさんへ一言お願いします!
みなさまのおかげで、文太が家族から愛される犬から、日本中の視聴者さんと家族から愛される犬となった。本当にありがたいこと。これからも文ちゃんをよろしくお願いします。
(了)
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