Netflixで2023年春配信予定の「ULTRAMAN」FINALシーズンのティーザーPVが2月3日に公開されました。「ULTRAMAN」では珍しい女性異星人やまさかのマリー登場とFINALシーズンの壮大なフィナーレを期待させる内容となっています。
原作は、『鉄のラインバレル』でも知られる清水栄一さんと下口智裕さんの同名漫画。円谷プロダクション製作の特撮テレビドラマ「ウルトラマン」から時がたった後の世界を舞台に、かつてウルトラマンと同化した早田進の息子・進次郎が強化スーツをまとい、等身大の戦士として戦うストーリーです。
2019年からは、「攻殻機動隊 SAC_2045」も共同で手掛けた神山健治×荒牧伸志コンビによるフル3DCGアニメがNetflixで配信。モーションキャプチャを使った3DCGの“特撮感”あふれる作品で、シーズン1(全12話)が2019年、シーズン2(全6話)が2022年に配信されました。
ティーザーPVではウルトラマンを“厄災”だとする世論が形成されていく様子や、科特隊の仲間からも危険視され、孤独の中を逃走する進次郎、進次郎の夢に出てくる宇宙恐竜・ゼットンなどが特撮作品へのオマージュっぷりに描かれています。原作でも宇宙の総意的機関として振る舞う星団評議会が、ウルトラ族を英雄視する地球人の“ウルトラマン信仰”を粉砕しようとする物語が展開されていることから、FINALシーズンの物語はこの辺りを軸に展開していくとみられます。
また、新キャラとして「バルキュア」「メフィスト」の姿も。特にバルキュアは登場キャラクターのほどんとが男性で、主要な女性キャラクターが佐山レナのみという「ULTRAMAN」では珍しい女性異星人で、2月3日発売のコミックス最新巻(19巻)の表紙を飾っているキャラクター。M・A・Oさんの声と相まって、妖艶な雰囲気をかもし出しています。
さらに、映像の最後では女性型ウルトラマンも登場。原作では先般、ウルトラマンスーツ「MARIE」をまとったウルトラマンが登場していますが、FINALシーズンで参戦を果たすこととなりました。なお、ハイエンドフィギュアで知られる香港のフィギュアメーカー「threezero」からは1/6スケールのフル可動フィギュア「ULTRAMAN SUIT MARIE」の商品化が発表されました。
(C)円谷プロ (C)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (C)ULTRAMAN製作委員会3
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