タレントの堀ちえみさんが2月12日にブログを更新。ライブに備えて舌の調子を良い状態のまま保ちたいあまりに、寝不足になっていたことを伝えました。堀さんは2019年2月にステージ4の口腔がん(舌がん)であることを公表。手術により舌の半分以上の切除と再建手術を行っています(関連記事)。
堀さんは、「自分の中で舌が薄くて喋りやすかったり、声の調子が良かったり、歌のピッチやリズムが良い日には、寝てしまうとリセットされそうで、とても怖かった……から眠れなかった」と、寝不足になっていた理由を説明。
舌の調子をコントロールするすべがないとしたうえで、「だからあまり眠らなければ、いい状態をキープしたままで、ライブまで待っていけるかなと。よく考えたら無茶ですね」「その結果が今回のような、寝不足でダウンでした」と体調を崩してしまったことも伝えています。なお、このブログをつづっている時点ではゆっくり眠って体も楽になっているそうです。
堀さんは、ダウンしたのがライブ直前や当日でなくて良かったとする一方で、「しかしまぁね、この舌を持った私のこの気持ちは、誰にも理解してもらえないから。自分でベストな方法を見つけなければ、ならなくて」と、自分なりの模索であったとしています。
舌の調子にかんする葛藤に対しファンからは、「どんな状態でもちえみさんは努力してきたことをファンの皆は分かっていますよ」「当日のお口のコンディションがどうであれ、今までの努力が報われないはずはありません! 話が出来て、歌える事が奇跡なんです」「仮にベストコンディションでなくても、一生懸命な姿は伝わります」などのエールが寄せられました。
堀さんはがんの手術後、食事などで舌をうまく使うリハビリに励む一方、思うように発声できない苦労も吐露。
その後、2020年1月からは芸能活動を再開しており、2023年2月15日には東京で、4月7日には大阪でデビュー40周年記念ライブが行われます。
(五月アメボシ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「私はまだ生きなければならない」 堀ちえみ、ステージ4の口腔がん公表 闘病に向けてエール殺到
絶対に戻ってきてください。 - 堀ちえみ、術後初めてのブログで近況報告 「心を奮い立たせ、頑張りました」「日毎に回復の兆しを感じる」
経過順調で一安心。 - 「あたしも頑張らなきゃ」「前向きですごい」 堀ちえみ、舌がん切除後のリハビリ姿がファンの心を打つ
見ている側が元気をもらっています。 - 「癌は全て取りきれた」 堀ちえみ、手術後の検査結果に安堵 リハビリ支える“夫婦愛”に反響も
本当によかった……! - 堀ちえみ、舌の手術で発音に苦労 コンビニでうまくしゃべれず注目集めるも「負けるもんか!」
堀ちえみさん「またテレビに出られるくらい努力して、喋れるようになる!」。 - 堀ちえみ、舌がん手術から“丸3年”が経過 苦難を乗り越え思いつづる「あの頃の私はもういない」
本当によかった。 - 堀ちえみ「何十回目の入院となるのでしょう」 下腹部に痛み感じ“炎症反応かなり高く”急きょ
「いつ退院できるか分かりません」と堀さん。 - 7人の母・堀ちえみ、末娘の振袖姿に悲喜こもごも “最後の成人式”ショットに「ホッと胸を撫で下ろしました」
お母さんおつかれさまでした。