焼肉チェーン店の焼肉きんぐが、「トリュフ香るTKG」(卵かけご飯)などのメニューを卵抜きで提供すると発表しました。まさかの卵抜きTKGという異常事態ですが、それでもメニュー自体を廃止せず提供を続けるのはなぜなのか。話を聞いてみました。
この“卵抜き”対応は、鳥インフルエンザ発生拡大によるもの。卵が全国的に不足や値上がりをしており、トリュフ香るTKG以外に「韓国のり玉ごはん」でも卵抜きでの提供となりました。さらに、他にも一部メニューを1回の注文に付き卵1つの提供に変更したり、錦糸卵を海苔に変更したりといった対応も実施しています。
ネット上ではこの卵抜きTKGを注文した人も見受けられ、本当に卵がない“ちょっと具を載せたご飯”状態の写真が投稿されています。主役不在……!
卵の個数の制限や別の素材への変更は順当な対応に感じますが、TKGから卵抜きはあまりにも大胆。それでもメニューの販売を続けるのはなぜなのでしょうか。話を聞いてみたところ、以下の回答が得られました。
焼肉きんぐは、数多くのメニューを楽しめるという「食べ放題」の魅力を提供し続けたいとの想いから、
販売を休止するのではなく、卵を使用しないかたちではございますが、商品の提供を続けさせて頂きました。
一部商品における卵使用の休止は、大変に心苦しく思っており、
現在、全商品における卵使用の再開に向けて全力を注いでおります。
しかしながら、影響が長期化する場合には、メニューの変更を検討しております。
やはり悩んだ末の対応だった様子。今後も卵不足が長引くようであれば、一時的にメニューそのものが消えてしまうかもしれません。一日も早く、状況が改善することを祈りたいところです。
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