ChatGPTで乱暴な要望を“大人語”に変換「面倒がなくなる」と話題 「いい加減給料上げろ」→「報酬が不十分と感じています」(1/2 ページ)
まんま「肩の上の秘書」(『ボッコちゃん』収録)。
チャットAIの「ChatGPT」をビジネスメールの作成に活用した“大人語ジェネレータ”が、Twitterで注目を集めています。乱暴な言葉で注文しても、AIがオブラートに包んで“大人の言い方”にしてくれる……!
投稿主は、コンサルタントのところてん(@tokoroten)さん。「営業担当を替えてほしい」むねを暴力的な言葉で書き、ChatGPT(最新モデルがベースの有料版)に「取引先へ送るメールへ変換してください」と指示しました。
すると、AIは「営業担当者に関するご相談」と件名を立て、「お世話になっております」と前文を作成。「現在担当していただいている営業担当者の対応が、弊社にとって十分なものではないと感じております」「お手数をおかけいたしますが、可能であれば担当者を変更していただけると助かります」などと、要望を柔らかく伝えるような文を出力しました。
要件を感情的に言っただけの言葉をふくらませて、体裁を整えてくれるAIの仕事っぷりは、「メールの面倒が改善される」「Gmailに搭載してほしい」「星新一の世界」と、大きな反響を呼んでいます。
「いい加減給料上げろ」→「報酬が不十分と感じています」
ねとらぼ編集部でも、無料版のChatGPTで同じように、「だるいので休みます」「休みの日に連絡してくるのほんまやめろ」「いい加減給料上げろ」といった、心を叫びを変換してもらいました。
その結果、「だるいので休みます」は「尊敬する○○様(中略)このたび、体調不良により本日、勤務を休むことを申し出たく存じます」に、「休みの日に連絡してくるのほんまやめろ」は「拝啓 〇〇様(中略)恐れ入りますが、休日にはプライベードの時間を過ごすことがありますので、休日中におかけいただくことを避けていただけますでしょうか」に変換されました。
昨今の物価上昇を踏まえた「いい加減給料上げろもう勤続10年で世間の物価どれだけ上がってると思ってんだ」という心の叫びは、「尊敬する上司へ(中略)勤続10年を迎えるにあたり、現在の世間の物価上昇率を考慮すると、私たち従業員の報酬が不十分であると感じています。このような状況下で、私たち従業員がより一層会社に貢献するためには、適正な報酬が必要不可欠であると考えます」に。丁寧だけど、けんか腰は変わっていないかも……?
細かい文法の不備や、とりあえず「尊敬する」と言っておけば許されると思っていそうな態度は気になるものの、無料版でもたたき台には使えそうです。
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三度見くらいしてしまいそう。