「ゼルダの伝説」最新作、海外CMが描く“くたびれたリーマンの日常” 過去日本で話題になった“Amazonの感動レビュー”が元ネタではないかと話題に(1/2 ページ)
ショートフィルムのようなCMにほっこり。
ニンテンドーオーストラリアが公開した「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のCMが好評です。1人のサラリーマンが同ゲームをプレイするというだけの内容ですが、ゲームと日常を交互に切り取ることで、それまで見えていなかった人生の美しさに気づく瞬間を描いています。
主人公の男性は、バスから外を見る表情が憂鬱で、仕事を終えて帰宅してからもため息ばかり。そんなサラリーマンが、家族が寝静まった夜間、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の中で冒険の旅に出ます。
男性は、壮大な世界を走り、飛び、敵と戦い、目の前に広がる景色を堪能。いかだ作りには苦戦しながらも、試行錯誤してうまくいった達成感を覚えます。
そして翌朝も、バスにNintendo Switchを持ち運んでプレイするほどハマっている様子。ゲーム内で空の旅を楽しみながら、ふと外を見て現実に広がる青や白の景色を目にした男性は、そこにもゲームと同じ“空”があることに気付くのでした。
この大人世代へ向けたCM動画は、YouTubeで145万回再生を突破(記事執筆時点)。Twitterでは「ほっこりした」「非常にいい」などの声が上がり、また「話題になった商品レビューを思い出す」と、“とあるAmazonレビュー”の匂いを感じる人の声も……。
そのレビューとは、2017年に話題となった、「いつもと同じつまらない景色が違ってみえる。」というタイトルで書かれた日本人サラリーマンのレビューです。
連日の激務に追われて、精神的にも疲れていた日々のなかで、当時発売された前作、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を手にして、少年時代の冒険心を取り戻す様がつづられた文章はSNSなどで感動を呼びました。
“元ネタ”であると公式に明言されたわけではありませんが、物語として見ると確かに似たものを感じる内容です。なお、海外メディアのKotakuは、5月10日の記事で、CMに携わったという匿名の人物から、このCMが「日本のAmazonレビューからインスピレーションを得たものだと教えてもらった」と報告しています。事実であれば、胸にぐっと来るものがありますね。
そんな「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は絶賛発売中です。
画像はYouTubeより
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