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国会図書館でも未解決の「もう一度読みたいけど題名を忘れた本」がTwitterの集合知で即特定 「AIもいいけど“物知り”もすごい」と話題(1/2 ページ)

わずか45分で答えが出ていました。

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 ある人が「もう一度読みたい作品のタイトルを知りたい」と国会図書館に尋ねても見つからなかった本が、Twitterの集合知により特定されました。1時間もしないうちに正解が出ていたとは……!

ALT 話題のきっかけとなった、国会図書館の未解決案件(レファレンス協同データベースより)

 事の起こりは、ほんじま(@honjima00)さんがTwitterで紹介した、国会図書館のデータベースで「未解決」となっていたある案件。質問の主が探している本は、妊婦が人ならざる者と出会い、願いを1つかなえてもらう代償に、残りの人生の半分か生まれてくる子の1日を求められるといった、民話的な内容でした。

 「Twitterなら1人くらい分かる人いそう」とほんじまさんが投稿すると、45分後には早くも「宮部みゆきの短編集『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』に似た話があった」とリプライで指摘がありました。その後は「同じ本を読んだ」といった傍証が寄せられたうえに、同書の詳細なレビューも発見。くだんの質問内容と、ほぼほぼ合致することが分かったのでした。

ALT 宮部みゆき『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(Amazon.co.jpより)

 夜に提起した問題が寝ている間に解決していたことに朝気付き、ほんじまさんは驚きのツイートを投稿。この一件は「ネットの集合知すごい」「AIもいいけど、物知りさんたちの力はやはり侮れない」などと、広く拡散されました。国会図書館に質問した人にも、正解が伝わるといいですね。

協力:ほんじま(@honjima00)さん

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