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ユニクロの無地Tシャツを、アボカドの種で染めてみたら…… 素朴で優しい仕上がりに「すごすぎる!」「やってみたい」の声(1/2 ページ)

こんなにすてきな色になるんだ……!

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 ユニクロの商品を、よもぎやアボカドで“草木染め”した写真がTwitterに投稿され「すてき!」「やってみたい!」と、話題になっています。投稿には記事執筆時点で1万8000件以上のいいねが寄せられました。自分で染められるんだ……!

 自宅で草木染めに挑戦し、その様子を投稿をしたのは、コラージュ作家の合田ノブヨ(@goda_nobuyo)さんです。

 草木染めとは、よもぎ、紅花といった植物や果物など、自然の染料を使って布を色付ける染色方法。今回合田さんは、ユニクロUのTシャツとオーガニックコットンのタンクトップを使って、アボカドの種と皮でピンクに、そしてヨモギの葉で灰緑色に染めてみたといいます。優しくどこか温かみを感じられる色合いがとてもすてきな仕上がりになりました。

よもぎとアボカドで草木染めされたユニクロのシャツの写真
ユニクロのシャツがこんなすてきなカラーに!

 合田さんは、草木染めの方法も写真を添えて紹介しています。まずは料理のだしを取るのと同じ要領で、植物を重曹を加えた水で煮出して染料を作ります。初めに煮出したものが1番液、同じ素材を別の水で煮出したものを2番液……といった具合に、1つの素材で何度か色を煮出すことができるそうです。

 今回は食べ終わった後のアボカド2個分の種と皮をよく洗い、重曹を入れた水で煮出します。1番液と2番液を合わせた染料で染めたものがピンクのTシャツ。そして、3番液と4番液を合わせたもので染めたものがタンクトップとのこと。タンクトップの方がやや濃いめのピンク色に仕上がっています。あのアボカドの種と皮からこんなに美しいピンク色が出せるなんて……!

アボカドの種と皮の染液1
1番液と2番液を合わせたアボカドの染液
アボカドの種と皮の染液2
3番液と4番液を合わせたアボカドの染液

 アボカドの染液には必要なかったそうですが、草木染めには通常、染料の色を布の繊維に定着させるための「媒染」という工程があります。鉄や銅など、金属の成分の含んだお酢でできた媒染剤に漬けることで、発色が良くなったり、色落ちを防いでくれるそうです。

 合田さんはよもぎで灰緑色を出すため、染めた後のTシャツをくらめに色が染まるとされている鉄の媒染剤に漬けて制作。こちらもニュアンスカラーがとてもかわいいです。ちなみに、銅の媒染剤に漬けると、青や緑色に染まることが多いとされています。

よもぎの染液1
よもぎの染液
よもぎの染液2ALT
よもぎの染液を1-2日置いたとき

 草木染めの良さを「お洗濯で色落ちしても、また染められるのが良いところ。褪せたらまた遊ぼうと思います」と語る合田さん。自分で染めることで、お気に入りの色合いの服を長く楽しめるのがうれしいですね。

 自然な色合いが優しく、雰囲気のある草木染め。ユニクロのシンプルな洋服であればアレンジがしやすいため、身近な素材で草木染めに挑戦してみるのも楽しそうです。

 この投稿を見た人からは「アボカドってこんな色になるの!」「優しい色合いがすてきすぎる」という声や、「ずっと興味はあった。今度やってみたい!」「私もやってみよう!」など、挑戦してみたいというコメントが寄せられています。

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