「見よこのマダニの速さを……! 夏場はあっという間に登ってくるので要注意です」とTwitterに投稿された注意喚起が話題です。投稿は記事執筆時点で172万件表示、1万7000件以上のいいねを集めています(※虫が苦手な人は閲覧注意です)。
投稿者は映像作家として活動中の小林成彦(@naru422)さん。ゴム長靴を履き、専門家とともに地滑りパトロールをしていたときのことでした。小林さんが撮影した動画には、ゴム長靴を登ってくる1匹のマダニが映っています。
小林さんの足を目指して、マダニが長靴を登っていきます。そのスピードは予想以上の速さで、目を話した隙にあっという間に長靴に覆われていない足へと到達しそう。マダニがこんなにも早く歩けるなんて……!
小林さんによると、よく見ると脚先を張り付かせる&離すという動きを高速でくり返しているようだとのこと。全てのマダニがそうではないものの、このように高速移動できる個体を見ることがあるそうです。
ちなみに小林さんおすすめのマダニ対処法は、「靴やズボンに登ってきたマダニを布粘着テープに貼り付けて駆除する」方法。長ズボンをハイソックスの裾に入れ、長靴を履いて肌が出ないようにしながら、適度に足元を確認し、マダニがいたら布粘着テープでとるのがよいそうです。
動画には「マダニはこんなに早く歩くのか…」「イヤイヤイヤイヤ 速すぎるでしょう」「しっかり皮膚をガードしなければなりませんね」「生きてるマダニ初めてみたけど、思ってたよりずっと早いし大きくてびっくり」「野外採集いったりするのでとても助かりました!」などの反響が寄せられています。
東京都健康安全研究センターのWebサイトには、マダニにかまれて感染する可能性がある病気として「日本紅斑熱」「ライム病」「ダニ媒介性脳炎」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」をあげています。マダニがいそうな自然環境が豊かな場所に行く際には、かまれないように肌の露出を避け、虫除けスプレーなどの防護手段を取り、服の中にマダニが入り込まないようにするのがよいと提唱しています。また、もしかまれた場合は、最寄りの皮膚科や外科を受診して除去してもらいましょう。自分で除去して虫体の一部が残った場合、炎症や病気を発症する原因となります。
※参照 東京都健康安全研究センター「マダニにご注意! 〜マダニQ&A〜」より
小林さんのTwitter投稿
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