自然な言葉で答えを返してくれるけれど、情報が間違っていることもあるChatGPT。誤用の多い言葉を正しく説明できるか試してみました。
聞いてみたのは「敷居が高い」。本来は、不義理・不面目なことなどがあって、その人の家に行きにくい、という意味です。最近では、「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」という、本来の意味ではない使い方をされるケースも多く見られます。
「敷居が高い」の意味を、ChatGPT(バージョン3.5)に聞いてみた結果がこちら。
「敷居が高い」という表現は、ある行動や状況に対して、参加や関与することが難しい、またはハードルが高いという意味を表します。この表現は、物理的な敷居の高さを比喩的に用いて、特定の行動や状況に参加するためには一定の条件や困難があることを示しています。
誤用されているほうの意味が出てきました。
再度聞いてみたところ、今度はこんな回答が返ってきました。
「敷居が高い」という表現は、ある場所や状況に参加するためには、入るのが難しい、またはハードルが高いという意味を表します。具体的には、以下のような場合に使用されることが多いです。
社交的な場面: 例えば、パーティーや社交イベントなどで、初めての人や上流階級の人々との交流が必要な場合、「敷居が高い」と表現されます。これは、自信がないために参加しにくいとか、その場のマナーやルールに習熟していないために参加が難しいということを意味します。
学問や専門知識: ある分野や学問領域に入るためには、高いレベルの知識やスキルが必要な場合、「敷居が高い」と表現されます。例えば、高度な数学や科学の理論、専門用語や複雑な技術などが理解できない場合に使用されます。
場所や施設: 特定の場所や施設にアクセスするためには、条件や手続きが複雑で難しい場合、「敷居が高い」と言われます。例えば、高級レストランや有名なクラブ、高価なスポーツジムなどへの入場や利用には、メンバーシップや予約が必要な場合があります。
やっぱり誤用のほうの説明が出てきました。
最近では、本来の意味ではない使い方が多くなっている「敷居が高い」。AIもそこから学んだ結果を出しているようです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.