近年浸透してきた“推し活”という言葉や“推し”という概念。それらが広まってよかったと思うことは……。社会の変化に対する心境をつづった投稿がTwitterに投稿され、記事制作時点で6万件以上の“いいね”を集めるなど大きな反響を呼んでいます。
“推し活”という言葉が浸透して良かったこと
推し活、賛美両論あれど推しという概念が広まった事で「付き合える訳ないのにww」みたいな頓珍漢な事を最近の子は言われなくなったのは良かったな〜!って思う 好きって200色あんねん(豊田悠さんのツイートより)
投稿者は、漫画家の豊田悠(@toyotayou)さんです。
近年、アイドルや俳優などを推す“推し活”が一般に広まり、ライフワークとして捉えられるようになってきました。豊田さんは、推し活が広く推奨されることに賛否両論あるとしながらも、1つよかった点があると感じているそうです。
それは、“推し”という概念が広まったことで、だれかを応援する際に「『付き合える訳ないのにww』みたいな頓珍漢(とんちんかん)な事」を言われる人が減ったこと。
“推し活”という言葉がなかったころは、アイドルや俳優、はたまた漫画のキャラクターのファンであることを周囲に伝えると、「付き合える訳ないのになぜ応援するのか?」といった質問や、心ない言葉をかけられることもありました。
しかし、今は“推し”=応援したい存在、元気がもらえる存在だという理解が深まり、“推し活”への共感も得られやすく、推し活”が一般的なライフワークとして定着してきました。また同時に、「好き」には恋愛感情だけでなく、さまざまな形があることが理解されるようになってきました。これは社会のすてきな変化ですね。
投稿には、「ほんとそう思います」「付き合えるかどうかという次元で推し活してないんですよね」「楽しそうだったり、うれしそうだったりを見ていられる事が幸せだもんね」など、共感の声が多数寄せられていました。また、「すてきな名言」と豊田さんならではの表現を称賛する声もありました。
豊田悠さんはこの他にも、Twitterアカウント(@toyotayou)で自身の作品の情報のほか、さまざまな発信をしています。また、漫画『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』12巻の特装版と通常版が7月22日に発売予定です。
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