“おじさん”がシルバニアファミリーの推し活のため、カフェにいってみたら……。そんな体験を描いた漫画がTwitterに投稿され、「わかる、わかるよ……!!」「シルバニアおじさん尊い」と話題になっています。漫画には記事執筆時点で4万5000件以上の“いいね”が集まりました。「かわいい」に年齢も性別も関係ない!
作者は、漫画家の軍手(@miyamo_tofu)さん。ある日、軍手さんは、発売前からかわいいと注目されていたシルバニアの「アザラシファミリー」の赤ちゃん・パフィに心奪われました。
そんな中、軍手さんはパフィの大きな人形が一緒のテーブルに座ってくれるカフェがあることを知ります。それは、埼玉・越谷レイクタウンにある「シルバニア森のキッチン」。ここでは、平日の事前予約限定で人形が同じ席に座ってくれる「赤ちゃん同席プラン」が行われています。同席してくれる赤ちゃんは月替わりで、7月にはパフィが同席してくれるのです。
カフェの店内に入ると、軍手さんはメルヘンな世界観に圧倒されます。通常の100倍サイズの三つ子ちゃん人形が座っていたり、天井で人形たちが乗る小さな気球が回っていたりするかわいい空間に目を奪われつつ、案内された席に着席します。
ノスタルジックな気持ちになった軍手さんは、子どもの頃に妹の「赤い屋根の大きなお家」へガンダムで蹂躙(じゅうりん)してしまった過ちを反省しながら、こんな自分でもカフェにいられるという奇跡に感動するのでした。
カフェのドリンクバーにある綿菓子とメロンソーダをしばらく味わっていた軍手さん。すると、店員さんに運ばれてベビーチェアにちょこんとお座りさせられるパフィが目の前に現れました。ふわふわの毛並みやもったりとしたマズルがとびきりキュートなパフィに、軍手さんは大興奮! ベビーチェアのサイズにぴったり収まる姿はまるで本物の赤ちゃんのようです。
パフィのつぶらな瞳に見守られながら、セットのチョコケーキを食べる軍手さん。キラキラの曇りなきまなこで見つめられ続けた結果、最後には「この子……産んだ気がする……尊い……」という母性が芽生えてしまい、目の前のかわいすぎる推しに感情を揺さぶられるのでした。
「シルバニア森のキッチン」沼にハマりつつコーンスープをすすっていると……次はショコラウサギのフレアと写真撮影ができるグリーティングタイムがスタートします。撮影タイムを思う存分満喫する軍手さん。さまざまなポージングをキメてくれるフレアにキュンキュンしながら、シャッターを押す指が止まりません。
最初から最後まで「シルバニア森のキッチン」を堪能した軍手さんは、改めてパフィのかわいさを噛み締め、「また来よう……」とホクホクした気持ちで帰路についたのでした。
この漫画には「シルバニアにビタイチ興味なくても可愛い事がびんびん伝わってくる良きレポ」「なんかこういう自分の『カワイイ』と思ったものに対して正々堂々生きてるおじさまってかっこいいし、こういう風に生きたいね」「日本の、老若男女だれでもカワイイを満喫出来るって素晴らしい文化だと思う。カワイイは世界を救う」など、反響の声が寄せられています。
軍手さんは、三原すばる(@videotaper)名義でも漫画作品を発表しており、現在は作画を担当した読み切り漫画「矢倉の囲い」が少年ジャンプ+で公開中です。
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