米の非営利動物保護団体「Hope For Paws」が、捨て犬をホテル内で保護する様子をYouTubeで公開しました。動画は記事執筆時点で13万再生を突破。コメント欄には「捨て犬のことを思うと胸が張り裂けそう。たくさんの愛と希望をありがとう」や「保護できてよかった! 本当にありがとう」などの声が寄せられました。
「捨て犬がいる」と連絡を受けて「Hope For Paws」のスタッフが現場へ向かいました。現場に到着してから6時間、その捨て犬はのらりくらりと姿をくらまし、なかなか捕まえられません。スタッフは「まるで幽霊だ」とコメントします。それにちなんで、捨て犬は「Ghost(ゴースト)」と名付けられました。
ゴーストがようやく姿を現したため、スタッフはごはんをあげて信頼を得ようとしますが、なかなかうまくいきません。そうこうしているうちに、近くのホテルに宿泊しているJan(ジャン)が、たまたま飼い犬の「Ginny(ジニー)」を連れて通りかかりました。なんとジニーも元保護犬とのこと。
ゴーストがジニーに興味を示したため、スタッフはジャンに協力してもらうことを思い付きます。ジャンとジニーにゴーストを安全な場所へ誘導してもらうのです。そしてホテルの従業員であるSamantha(サマンサ)にも協力を仰ぎ、ホテル内のプールエリアにゴーストを入れて、そこで保護することにしました。
この作戦は見事成功! ゴーストはジャンとジニーを追いかけてプールエリアに入りました。ただし、安心したのもつかの間、なんとゴーストがプールサイドで足を滑らせてプールにザブンと入ってしまいました! スタッフは慌てて保護しようとしますが、スタッフがプールサイドにいるとゴーストは逃げてしまいます。幸いゴーストは泳ぎが上手だったので、スタッフは落ち着いてゴーストをプールサイドで待つことにしました。
ゴーストはしばらくスイスイとプールを泳いだのち、ジャンの協力もあり無事プールから保護することができました。そしてサマンサが別件で保護していた子猫の「Casper」(キャスパー)も連れて、スタッフとゴーストとキャスパーは動物病院へ。こうしてドタバタ捕獲劇はようやく幕を閉じました。
スタッフいわく「今までで一番面白い捕獲劇だった。ジャンとサマンサがいなかったら保護できていなかった」とのこと。コメント欄では、スタッフはもちろんジャンとサマンサへ感謝の言葉をつづる人が続出しました。ゴーストとキャスパーは現在、新しい家族が見つかるのを待っているそうです。
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