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【漫画】いつも明るい3歳次男、実は…… 父も驚いた「明るくいるための努力」に大反響、作者に話を聞いた(1/2 ページ)

努力に気付いたパパもすてき。

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 いつも機嫌がいい次男は「明るい子」だと思っていたけれど、実はその明るさは本人の努力のたまものだった……。子育て中の父親の気付きを描いた漫画がX(Twitter)に投稿され、記事作成時点で3万5000件の“いいね”が集まるなど話題になっています。ねとらぼGirlSide編集部は、作者のパパ頭さんに詳しい話を聞きました。

次男がいつでも機嫌がいい理由
次男がいつでも機嫌がいい理由

 作者は、教員をしながら6歳の長男ににくん、3歳の次男ととくんを育て、子どもたちの成長や育児中の気付きをエッセイ漫画としてSNSで発表しているパパ頭(@nonnyakonyako)さんです。

次男を「明るい子」だと思っていたけれど……
次男を「明るい子」だと思っていたけれど……

 パパ頭さんによると、ととくんはいつでも機嫌がよく、嫌なことがあっても切り替えが早いのだそうです。そんなととくんのことを「明るい子だな〜」と思っていたパパ頭さんですが、最近あることに気付きました。

グミを食べている理由を話す次男
グミを食べている理由を話す次男

 ある日、パパ頭さんがととくんと何気ない会話をしていたときのこと。ととくんはおいしそうにグミを頬ばりながら「ににとウノをして負けてしまったからグミを食べている」とパパ頭さんに伝えました。

 不思議に思ったパパ頭さんが詳しくたずねると、ととくんは「まけたのかなしい。けど……、グミたべるとおいしいから、たのしくなるんだよ」と教えてくれました。話を聞いたパパ頭さんは「なるほど!」と膝を打ちます。

次男は「明るくいるために努力できる子」なんだ
次男は「明るくいるために努力できる子」だった

 ととくんは「カードゲームに負けて悲しい」という気持ちを自分で確認し、その気持ちを制御するためにおいしいグミを食べた、つまり、“自分で自分の機嫌をとった”のです。パパ頭さんは「ととのこと勘違いしてた。明るい子だと思ってたがちょっと違う。ととは……『明るい子』ではなくて『明るくいるために努力できる子』なんだ!」と気付きました。

 嫌なことや悲しいことがあったとき、自分で自分の機嫌をとる努力を、幼いととくんは誰にも教えられることなく実践できているようです。ととくん、すごい……!

すごいぞととちゃん!
すごいぞととちゃん!

 感心したパパ頭さんは、「ととちゃんすごいぞ」と息子の頭をなでました。すると、ととくんはママのところへ行き「ママ〜。もうひとつグミほしい」とおねだりをします。

 「え、また?」と驚いたママへ、ととくんは「パパがグミたべてるのすごいって」「ととちゃんたくさんたべられるよ。すごい?」と誇らしげです。どうやらととくんは、パパが「グミを食べていることを褒めてくれた」と勘違いしてしまったようですね。

 「いやそうじゃなくて」と困惑するパパ頭さんと、「どゆこと?」とツッコむママ。ととくんの子どもらしい言動がほほ笑ましい家族のひとこまでした。

 漫画には、「大人でも難しい『自分の気持ちのコントロール』をやっているととちゃんすごい! 弟子にして下さい!」「見習いたい」など、ととくんの努力を称賛する声が寄せられました。また、「会話の中で気付かれたパパ頭さんが素晴らしい」と、子どもの長所に気付いたパパ頭さんがすてきという声も寄せられています。

 この後、パパ頭さんは何がすごいと思ったのかをととくんに丁寧に説明したのだとか。ねとらぼGirlSide編集部は、作者のパパ頭さんに詳しい話を聞きました。

――漫画に描かれたエピソードの他に、ととくんが「気持ちを切り替えている」「明るくいるために努力している」なと思った場面があれば教えてください。

パパ頭さん:妻を残して実家に帰省した際、ととが妻がいないのを寂しがって泣いてしまったことがあります。その時もととは、一日を振り返り楽しかったことを思い出すことで気持ちを切り替えようとしていました。

――「この後何がすごいと思ったのか丁寧に説明しました」とありますが、その際のととくんの反応はいかがでしたか?

パパ頭さん:頷いて聞いてくれてはいましたが、本人にとってはごく自然なことだったようで、いまいちすごさの程度についてはピンときていない様子でした笑。

――ととくんの努力に気付いたパパ頭さんもとてもすてきだという声があがっています。子どもたちと接する上で、パパ頭さんが心掛けているポイントがあれば教えてください。

パパ頭さん:職業柄もありますが、子どもの状態や変化をいつもよく観察するように意識しています。その上で、それぞれが持っている長所がより促されるような働きがけを心掛けています。

――投稿には多くの反響が寄せられています。集まった感想への思いや、読者へのメッセージがありましたら聞かせてください。

パパ頭さん:お子さんであったり、あるいは友人や同僚であったり、きっと身近なところにも明るくいるための努力をしている人はたくさんいるように思います。誰かの頑張りを見つけるきっかけに、この漫画がなれていたらうれしいです。

(了)

 パパ頭さんはX(@nonnyakonyako)の他、ブログ「パパ頭の日々のつぶやき」でも漫画を公開中。また、書籍『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』も販売中です。

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