京都・梅小路公園内にある京都水族館で9月9日に、「オオサンショウウオの日」にちなんだイベントが開催され、オオサンショウウオを再現した山車(だし)が登場。巨大でリアルな姿に驚く声が上がっています。
今年(2023年)で5回目を迎えた、地域全体でオオサンショウウオの日を盛り上げるイベント「9月9日はオオサンショウウオの日 2023」で、長さ約2.5メートル・高さ約2メートルもの山車が登場しました。子どもたちと一緒に引く特別イベントも初めて行われ、公式X(Twitter)では、迫力のある“巨大なオオサンショウウオ”とともに、梅小路公園内を練り歩く当日の様子が動画で公開されています。
「小太郎」と名付けられた上記の山車は、オオサンショウウオの生息地として知られる岡山県真庭市で毎年8月に開催される「湯原温泉 はんざき祭り」の名物山車「はんざき太郎」をモチーフに、今回のイベントのために特別に制作されたものです。
イベントは終了しましたが、小太郎は11月末まで京都水族館のエントランスに飾られ、リアルに再現された「オオサンショウウオ山車」を生で見られます。
またイベント当日は、2022年にも開催して好評だった「測って!オオサンショウウオ」を開催。同水族館で飼育している約20頭のオオサンショウウオのうち、最も大きな個体(交雑個体)の体長・体重を測る様子が一般公開され、貴重な光景を見ようと多くの人が集まりました。なお、今年一番大きいオオサンショウウオは161センチ。昨年より3センチ大きくなったそうです。
ちなみに「オオサンショウウオの日(9月9日)」は、オオサンショウウオの見た目が数字の「9」に似ていることや、繁殖のため9月ごろに活動が活発になることから、京都水族館が2018年4月に日本記念日協会へ申請し、認定されました。
京都水族館は、「オオサンショウウオは開館当初から飼育している京都水族館で人気のいきものです。そんなオオサンショウウオをより深く知っていただくきっかけになればうれしいです」とコメント。現在は、絵本型パネルでオオサンショウウオの文化的な一面に迫る「オオサンショウウオに沼った!展」を開催中で(11月30日まで)、知られざるストーリーや特長、人とオオサンショウウオとの関わりなどを学べます。
写真提供:京都水族館((@Kyoto_Aquarium)
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