性加害問題に揺れるジャニーズ事務所の所属俳優が出演する映画のチラシケースが、チラシに写ったジャニーズ所属俳優の顔を覆うような形で配置されていた映画館があったとして、SNS上で物議をかもしています。
チラシケースを設置したイオンシネマ江別(北海道江別市)は「意図的ではないが配慮に欠く対応だった」として謝罪しました。
物議をかもしたのは、11月10日公開予定の映画『法廷遊戯』のチラシ。主演はKing & Prince永瀬廉さんで、8月下旬から順次配布されているチラシのデザインは、永瀬さん、杉咲花さん、北村匠海さんの顔が縦に連なるような配置でした。
しかし、9月中旬、SNS上ではこのチラシの永瀬さんの顔全体だけを覆うように「ご希望の方は入場口スタッフまでお申し付けください」とテープで貼られたチラシケースの画像が拡散されました。
当時は、ハンバーガー大手・モスバーガーが故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズ所属タレントの広告起用取りやめを発表した際、所属タレントの顔の部分を他の掲示物で覆うようにポスターを設置していた店舗があったとして、謝罪したばかりでした。そのため、ユーザーの間では「モスで問題になったばかりやん」「なぜ顔を覆うのですか?」と物議をかもしていました。
これを受け、イオンシネマ江別は16日にX(Twitter)に「『法廷遊戯』チラシ設置に関するお詫び」と題したポストを投稿。「この度は、お客さま、作品に関わる皆さまに不快な思いをお掛けし誠に申し訳ございません」と謝罪しました。同館は「チラシ設置で流用しているクリアファイルに貼り付けているシールが一部出演者の顔を隠してしまい、意図的ではないものの配慮に欠く対応」だったと説明。重ねて「心よりお詫び申し上げます」としています。
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