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利き酒大会で集計ミス 入賞者がほぼ入れ替わる事態に(1/2 ページ)

日本酒造組合中央会主催の「第42回全国きき酒選手権大会」において、集計の誤りが判明し、入賞者のほとんどが賞を取り消される事態となっている。

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 10月28日に東京・ベルサール汐留において開催された日本酒造組合中央会主催の「第42回全国きき酒選手権大会」において集計の誤りが判明し、入賞者のほとんどが賞を取り消される事態となった。再集計したのち、誤って入賞となった参加者および新たに入賞した参加者に謝罪している。

きき酒選手権大会

 「全国きき酒選手権大会」は、日本酒文化の普及と振興を目的に1981年にスタート。アマチュアを対象に、各県予選を突破した代表者などが、日本酒に関する筆記試験と、7種類の日本酒について味や香りを確かめながら判別する“きき酒”を実施し、きき酒日本一を競う。

 集計に誤りがあったことについて日本酒造組合中央会は、競技の採点と集計はマークシート方式を使用していたが、マークシート読み取り機器ソフトウェアの不具合によりデータに欠落。集計担当者が手作業で誤った位置に欠落を補ったため、ひとつずつずれが生じたデータから各選手の採点が行われましたと説明している。結果、選手個人及び県チームの得点・順位のすべてに影響が出てしまい誤った入賞者を発表するに至ったとのこと。

 また、「大学対抗の部」では、一部登録番号と選手の関連づけに問題があり、大学内で2つのチームの点数を取り違える事態にも。

 同中央会は、「競技において、最も重要な採点・集計ミスというあってはならない事態により、本大会に出場するため、日々きき酒の技術を高める努力をしてこられた代表選手の皆様、また、全国大会の開催に向けてご協力いただいた関係者の皆様に大変なご迷惑をかけ深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 誤って表彰された参加者および正しい表彰者には個別に対応しているという。正しい表彰者は公式サイトで発表している。

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