ブシロードファイトが運営する女子プロレス団体「スターダム」の対応が、ファンの間で物議をかもしています。11月5日開催の興行をめぐり、開催前日に突如試合時間の順延や対戦カードの変更が発表され、選手からも苦言を呈される事態に。運営は謝罪し、返金対応を実施するとしています。
物議をかもしているのは茨城県牛久市で11月5日開催予定としていた興行「第13回 ゴッデス・オブ・スターダム 〜タッグリーグ戦〜 in IBARAKI」をめぐる対応。当初は13時開始予定としていたものの、開催前日の4日午後、開始時刻が15時30分に変更になると告知されました。このとき、明確な変更理由は明かされませんでした。また、試合時間の順延に伴う選手の欠場も発表されています。
突然の発表に、ファンからは「流石に許せない」「この対応は企業としてどうなんでしょうか」「もう少し説明があってもいいのでは」と疑問の声が続出。スターダム所属選手もこの問題に言及し、鹿島沙希選手は「え?詫びる気ある? さきの大切なキモオタ達(注:鹿島選手の熱心なファンの愛称)やその他のファンの人達 舐めんなよ」と強い言葉で批判し、朱里選手は「本日の試合開始時間が変更になっています 何があったのか 急な時間変更本当に申し訳ありません」とコメントしました。
試合に出場予定のジュリア選手は「おい、ちゃんとやれってば 皆予定ってもんがあるんだぞ」と投稿。さらに「会場を押さえる担当のスタッフさんがいたので『なんでこうなったのか』を聞いてみたんだけども鼻で笑うような素振りで何も答えない。何故そんな態度なのか意味が分からなかったので、しつこく聞いた処 大笑いしながら去りよった。驚く他ねえな!」(原文ママ)と、現場でのエピソードを明かしました。
問題を受け、グループ会社のブシロード代表取締役社長の木谷高明氏は「深夜にすみません。この度はブシロードファイトの不誠実な対応、誠に申し訳なく思います。選手の皆さんにも気を遣わせてしまい。運営者として恥ずかしい限りです。他の現場に張り付いていたのでご連絡が遅くなりましたが、明日朝、現場に確認して誠意のある対応をしたいと思います」と謝罪しました。
また、スターダム創立者でエグゼクティブ・プロデューサーのロッシー小川氏は5日、「本日の牛久大会は開始時間が変更となり、ファンの方々には多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。これは運営側の不手際が招いたことです。皆様に不快な思いをさせてしまったのは関わる者の一人として深くお詫び申し上げます。選手たちは欠場者が多い中頑張っていますので何卒、よろしくお願いします。またフキゲンです★が欠場を余儀なくされたことも合わせてお詫びします」と謝罪しています。
運営は5日、「この度は、11・5牛久大会の試合時間変更、対戦カード一部変更に関しまして、お客様にはご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません」と謝罪し、試合の返金対応を行う方針を伝えています。
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