今日5日は、太平洋側ほど厚い雲に覆われ、四国から関東にかけて真冬並みの寒さとなりました。明日6日朝にかけて雨の所がありますが、日中は天気回復し、寒さは解消へ。今週後半は関東から西で気温が高く、20℃前後まで上がる日も。朝晩はぐっと冷えるため、寒暖差に要注意。
今日5日 太平洋側で気温上がらず 都心や名古屋で真冬並みの寒さ
今日5日(火)は、太平洋側ほど厚い雲に覆われ、四国から関東にかけて真冬並みの寒さとなりました。
最高気温は、名古屋市で9.0℃、東京都心で9.8℃、高知市で11.7℃と一年で最も寒さが厳しい寒中の頃の気温となり、平年を4℃前後下回る厳しい寒さとなりました。
一方、日が差した九州北部や東北、北海道は平年を上回った所が多く、札幌市は10.5℃まで上がり、11月上旬並みの気温でした。
明日6日 午前中は雨の所も天気回復へ 夜遅く〜九州で雨
明日6日(水)は、朝にかけて関東の南海上を低気圧が通り、夜には日本海に気圧の谷が進むでしょう。
明日6日(水)は、四国から関東は明け方まで雨の所がありますが、日中は天気は回復し、日が差すでしょう。東北は太平洋側を中心に午前中は雨で、標高の高い所では雪が降りそうです。雪の積もっている地域では、路面の状況が悪くなることが考えられますので、十分な注意が必要です。
北海道や東北の日本海側、北陸は晴れるでしょう。山陰から九州北部も晴れますが、夜遅くから雨が降り、雷を伴う所もありそうです。落雷や竜巻などの突風にもご注意ください。
明日6日(水)の最高気温は西日本から東日本の広い範囲で15℃以上となり、今日5日(火)は真冬のような寒さだった所も平年を上回る気温になるでしょう。全国的に11月中旬から下旬並みの気温で、九州や四国では20℃に迫る所も。ただ、朝晩は冷えて一日の寒暖差が大きくなるため、調節しやすい暖かい服装を心がけてください。
北日本は8日・10日頃に荒天 11日〜12日は南岸低気圧で西から冷たい雨
この先、短い周期で北日本を低気圧や前線が通過する見込みです。
7日(木)は日本海に進む低気圧や前線の影響で、北海道や東北、北陸は断続的に雨や雪が降り、沿岸部ほど風も強まりそうです。
西日本の太平洋側も一時的にザっと雨が降るでしょう。前線通過後の8日(金)は、北日本の上空に寒気が流れ込み、北海道を中心に雪が降り、ふぶく所もありそうです。
また、その後9日(土)にも寒冷前線が通過し、北日本や日本海側は広く雨で、10日(日)は、北日本を中心とした冬型の気圧配置となるでしょう。週明けにかけて、北日本は日本海側を中心に雪の降り方や吹雪に注意が必要です。
11日(月)から12日(火)にかけて、太平洋沿岸を前線を伴った低気圧が進み、西から冷たい雨が降る見込みです。
末にかけて関東以西は12月なのに20℃前後も
北日本は周期的に寒気が流れ込んで、気温が乱高下しますが、関東以西は、明日6日(水)以降、暖かな空気が流れ込んで気温が上昇傾向です。
週末にかけて、最高気温が20℃前後まで上がる日もあり、12月とは思えない暖かさになりそうです。ただ、日中は上着いらずでも、朝晩はぐっと冷えて、一日の寒暖差は大きいでしょう。昼間気温の上がる日は、脱ぎ着しやすい服装を心がけ、夜の寒さを想定して防寒グッズも備えておくと安心です。
11日(月)から12日(火)は、南岸低気圧の影響で西から冷たい雨が降り、一気に気温が急降下する所もあるでしょう。東京都心は、10日(日)は最高気温が20℃ですが、その翌日の11日(月)は11℃の予想です。10月下旬並みから一転、12月下旬並みに。気温の変化に気を付けながら、忙しい師走を乗り切りましょう。
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