1枚500円以上!? 超希少な「東京産カカオ豆」を使った高級キットカットを食べてみた(1/3 ページ)
東京・小笠原諸島で育った国産カカオ豆を一部使用して作られました。
「キットカット」でお馴染みのネスレが、11月20日から数量限定で販売している「キットカット ミニ 東京カカオ」。お土産ショップやネスレ通販オンラインショップ、楽天内ネスレ通販、Amazonで取り扱っており、価格は6枚入りで3456円(税込)です。
……つ、つまり1枚500円以上するキットカットってこと!?
小笠原諸島産のカカオ豆を使用した「キットカット ミニ 東京カカオ」
実はこのキットカット、東京・小笠原諸島で育った国産カカオ豆をカカオマス中29%用いて作られたチョコレートを使用しているとのこと。小笠原諸島産のカカオ豆は、世界のカカオ豆総生産量のうちわずか0.00002%(※)しかないという、とても希少なカカオ豆です。
(※) 2021年10月〜2022年9月の世界のカカオ豆総生産量に対する東京・小笠原諸島で収穫されたカカオ豆生産量の割合
亜熱帯地域に分類される小笠原諸島ですが、ガーナやコートジボワールといったカカオ生産国が位置する熱帯地域「カカオベルト」からは北緯7度も高緯度に位置しています。カカオ栽培を始めた平塚製菓および地元農家の人々は、栽培・加工の方法を確立するまでにたくさんの試行錯誤を重ねたといいます。
「キットカット ミニ 東京カカオ」を食べてみた
そんな希少な国産カカオ豆のお味はいかに? 今回「キットカット ミニ 東京カカオ」を入手したので実際に食べてみました。
クラフト紙を思わせる質感のパッケージが、カカオ豆の形にカットされています。高級感が漂う……。
外箱をスライドして開けると、カカオ豆の表面のようなデザインの個包装が6つ並んでいました。外箱のカカオ豆の形にカットされた部分から、このパッケージが見えていたんですね。オシャレだ……!
個包装の袋を開けるとぱっと香りが! 「チョコレートの香り」と言ってすぐイメージする甘い香りとも違う、華やかな香りがしました。これがカカオの香りなのか?
サクサクのウエハースはそのままに、甘さは少し控えめな印象。しかし苦みを感じるほどビターで重い味わいではなく、香りの良さとフルーティーな酸味がバランスよくまとまっていました。個人的な好みもありますが、これはおいしいのでは!
ネスレによると、一般的な外国産カカオ豆の「調達〜船便での輸送〜加工・製品化」のサイクルと異なり、小笠原諸島で今年収穫されたばかりの「とれたてカカオ」の豆から作っていることもあり、香り高く華やかな味わいが楽しめる商品になったとのこと。
製品は海外産のカカオ豆も用いているとのことで「100%東京産」ではありませんが、それでも一口食べればいつものキットカットとの違いは分かりやすいと感じました。
「1枚500円超」「東京産カカオ」「パッケージも高級感あり」と、話題のタネにもなりそうなこの“高級”キットカット。お土産ショップでも手に入るので、年末年始の帰省などで買っていくと喜ばれるかも?
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