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同人誌印刷などを手がける石川県珠洲市の印刷会社「スズトウシャドウ印刷」が令和6年能登半島地震で被災し、同人誌印刷業組合に加盟する印刷会社が直近のイベント対応に向けて続々と協力を申し出ています。
スズトウシャドウ印刷は2日、1日の地震について、「社屋はかろうじて無事ですが、機械の位置ズレや倒壊による故障、紙の倒壊等の甚大な被害が確認されました」と被害状況を報告。またスタッフ数人の安否が確認できておらず、機械の復旧に時間がかかる見込みとも伝えています。
同社は1月7日のイベント合わせで入稿したサークルに向け、公式X(Twitter)で「出来る限りの事をいたしますが、状況によってはご相談の連絡をすることになるかもしれません」と伝えています。また道路が通行止めのため、完成していて破損していない作品も会場への輸送が難しいとしています。
この状況を受け、同人誌印刷業組合加盟の印刷会社が、1月7日合わせのサークルへの対応で協力に名乗りを上げています。スズトウシャドウ公式Xのリプライや引用ポストでは「スズトウシャドウさんに協力させて頂きます」「スズトウシャドウさんに入稿されたお客さま向けに,代替印刷物の提供を行う準備を行っています」など各社から投稿されています(※支援内容や締め切りは各社で異なるため、XやWebサイトで確認を)。
イベント主催者によるサークル対応
1月7日開催のイベントを主催する赤ブーブー通信社は、被災により当日参加が困難であるサークルには支払い参加費と同額の割引コードを発行するとしています。石川、富山、新潟、福井在住のサークルには個別にメールで連絡しているとのこと。
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