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【漫画】「愛犬の老いに直面した話」に「泣きました」「まさに同じ気持ち」と8万いいね 家族の老いと喪失に向き合う話に涙(1/2 ページ)

大きな反響が寄せられています。

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 愛する家族が日に日に老いていく。そのとき飼い主はどう受け止めるのか――。動物と暮らす人、誰もがいつの日か向き合わなければいけない命の話がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で8万件以上のいいねを獲得しています。

 作者は漫画家のあみだむく(@higemoku)さんです。

愛犬の老いに直面した話
「愛犬の老いに直面した話」

愛犬の「じじわんこ」さんと過ごす日々

 あみだむくさんが投稿した漫画「愛犬の老いに直面した話」は、自身の経験を元に描いた作品です。

 友人と夜飲みに行き、「もう一軒行く?」と言われるも、「俺は帰ろうかな」と返答する主人公。なぜなら家では15歳の愛犬「じじわんこ」さんが、帰りを待っているからです。

愛犬の老いに直面した話
外出しても早めに帰宅
愛犬の老いに直面した話
家には15歳の愛犬が待っているから

 帰宅すると、ゆっくりとした足取りでお迎えに来てくれました。外は寒いですが、散歩に行きたそうにじっと見つめてきたため、風が吹く中行くことに。「さっみ」といいながらも、マイペースなお散歩に付き添います。

 じじわんこさんは、主人公が実家から上京する際に一緒に来たワンコ。実家にいるときはなんとなくの関わりしかしていなかったそうですが、上京後は仕事が在宅なこともあり、1日中一緒にいることが多くなりました。

愛犬の老いに直面した話
生活の中心はじじわんこさんに
愛犬の老いに直面した話
急に歩かなくなってしまったので抱っこで帰宅

 すぐそばにいるのが当たり前の存在で、いつのまにか生活の中心はじじわんこさんに。犬の15歳は人間でいうと76歳に相当するといわれており、高齢犬です。この日は散歩中、急に歩かなくなってしまったためリードを引っ張り話し掛けますが、全く動きません。仕方なく抱っこして帰宅することになりました。

 抱っこでぬくもりを感じながら、主人公は以前一緒に暮らしていた犬もだんだんと老いていったことを回想しつつ、じじわんこさんのそう遠くない未来についても思いを馳せていきます。

愛犬の老いに直面した話
生き物だもんな
愛犬の老いに直面した話
友人に心配されてしまいます

 じじわんこさんのお世話もあり、お疲れ気味な主人公。友人と食事中にも心配されてしまいました。その日の帰りも、否応なしに今後について考えてしまいます。

 「もっと大変な人もいるしさ」「そんなすぐにその日は来ないし考えたって仕方ないし……」という心の声がめぐるなか、頭にぽつりと浮かんだのは「あいつ今何してっかな」という思い。やっぱりどうしたって、じじわんこさんの存在が大きいことを痛感した瞬間、止まらぬほどの涙があふれてしまいました。

愛犬の老いに直面した話
あいつ今何してっかな
愛犬の老いに直面した話
思いがあふれます
愛犬の老いに直面した話
いつものように「おかえり」
愛犬の老いに直面した話
「この日々は必ず俺の人生の糧になる」

 帰宅した飼い主を、じじわんこさんはいつものように出迎えてくれました。主人公は、愛犬の老いと近い将来の喪失に向き合うつらさをかみしめつつ、「残された時間を悲しみだけで埋めないように」「終わりの日は来るけど愛犬と過ごす日々は必ず人生の糧になる」と心に決めるのでした。

愛犬の老いに直面した話
じじわんこさん

 作者のあみだむくさんの愛犬は、2024年1月に天国へと旅立ったとのこと。

 あみだむくさんはXの投稿で作品について、「ペットは人間が癒やしのために傍らに置きたいと思って飼うからもちろん人間の目線からの話で最後まで看取ってあげなきゃって気持ちにはなるわけだけど結局理屈ではわかってるんだが人間なので心はあるから無にはなれないので、どう生き物の死に向き合えばいいんだということに答えが出なくて悩んだけど、出来るのは、できる限り一緒にいて楽しい思い出を作って行くことで、気持ちとしてはこの日々が自分の成長につながる意味のある経験だと心に置いておくことで自分を納得させることに私は落ち着きました。他愛ないことを忘れないように記録として写真もとって、一応漫画家だし、感じたこととか漫画にまとめようって思って描いたやつです」とコメントしています。

「泣けました」「すごくリアル」とコメントが寄せられています

 作品には、「ただなんかもう泣けました いま一緒にいるうちの『ばばわんこ』との時間を大切にしようって思いました」「まさに今老いに直面し始めているところです」「この、外シッコの擬音『じょっじょっじょ』ていうのがすごくリアルでさ、シロ爺もそんな感じでいっぺんにダーっとは出なかったなって思い出したよ」「僕の愛犬は16歳。まさに主人公と同じ気持ち、同じ思い、同じ考えで泣いたり笑ったりして過ごしてる」など、共感する声や涙した人の感想が多数寄せられています。

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