東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」を一足先にレポート アナ雪、ピーターパン、ラプンツェルを“体感”せよ!:日本よ、これが“イマーシブ”だ(2/4 ページ)
映画「アナと雪の女王」「ピーター・パン」そして「塔の上のラプンツェル」をテーマとしたアトラクションやレストラン、それに豪華なホテルも。
冒険心を試せ! 「ピーターパンのネバーランド」でロストキッズになろう
次に訪れたのは、映画「ピーター・パン」の世界です。ここでは冒険と海賊、妖精たちが主人公。このエリアにある2つのアトラクションを体験してきました。
まずは「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」。ネバーランドの妖精の谷「ピクシー・ホロウ」を舞台としたライドアトラクションです。入口をくぐると、私たちはティンカーベルと同じ妖精のサイズに小さくなって、ピクシー・ホロウの四季を巡る旅に出かけることができます。四季折々のティンクの仕事をお手伝いし、荷物を配送していくというものです。
アトラクションは小さな子どもでも楽しめるタイプのファミリーライド。ビジーバギーはくるくるとまわりながら、季節を移動します。家族にピッタリのアトラクションでした。
そしてファンタジースプリングスの目玉アトラクションともいえる「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」。私たちゲストはロストキッズの一員として、ピーターパンやティンカーベルとともに、フック船長と海賊たちからジョンを救出する冒険に出かけます。
こちらもアトラクション乗車中の撮影は禁止でしたので、ネタばれのないよう慎重にレビューをします。3Dメガネを用いたダークライドで、ピーターパンとティンカーベルといえば“空を飛ぶ”という体験が含まれなければなりません。アトラクションであれば「ミッキーのフィルハーマジック」や「ソアリン:ファンタスティック・フライト」を、映画であれば「ベイマックス」や「アラジン」を見ても分かるかもしれませんが、ディズニーが最も注意を払う“空を飛ぶ”という表現が、ここまでていねいに作られているとは! と本当に驚きました。
東京ディズニーランドに開園時から存在するアトラクション「ピーターパン空の旅」を極限までに進化させた、ディズニー最新のアトラクションがここに誕生しました。個人的な評価ですが、世界最高レベルのディズニーアトラクションだと思います。素晴らしい!
このエリアには、ピーター・パンの世界観のなかで食事を楽しめるレストラン「ルックアウト・クックアウト」も用意されています。ロストキッズによって作られた隠れ家で、難破してネバーランドに漂着した船の残骸や漂流物で作られています。「ピクシーダストソーダ」がおいしかった!
ともに輝く未来へ――「ラプンツェルの森」でランタンフェスティバルを体験
最後に、映画「塔の上のラプンツェル」をテーマとしたエリアをご紹介します。あのラプンツェルの塔がそびえ立っており、遠くからでも目立つ場所になっています。
アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、ディズニーとしてはじめてラプンツェルの物語をアトラクション化しました。年に一度のランタンフェスティバルへと向かう、ロマンティックなボートライドです。
ボートに乗ると、フリン・ライダーと目が合うだけでなく、塔の上にはラプンツェルの姿も。そしてこの2人の物語を追体験するようにボートは進み、私たちが映画で見たあのランタンのシーンを、自分たちも体験できるという大変素晴らしいアトラクションです。ボートの真正面にあの最初のランタンを見つけたときには興奮しました。まさに“今までで最高の日”が体験できるのではないかと思います。
そしてここには、映画にも登場したあのレストラン「スナグリーダックリング」があります。ラプンツェルが描いた絵や、荒くれ者たちの残したしるしがたくさんあり、これだけでもハッピーな場所であることが分かります。
このレストランでは、「ダックリングドリームチーズバーガー」や、「スウィーツエバーアフター」といった、名前だけでもストーリーを感じられるメニューがたくさん用意されています。また、ベジタリアンにおすすめの「プラントベースバーガー」も提供されています。
グランドオープンは2024年6月6日
そのほか、このエリアではたくさんのグッズが登場予定です。東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルに作られたショップ「ファンタジースプリングス・ギフト」内の写真を撮ってきましたので、気になるものがあればぜひチェックを。
東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」のグランドオープンは2024年6月6日。あとほんの少しでその扉が開きます。当初は入場のためにパークチケット以外にも、スタンバイパス(無料)やディズニー・プレミアアクセス(有料)が必要です。ほんの少し予習する必要があるのは残念ですが、誰よりも早く体験したいという方は、公式サイトおよび動画をチェックし、その日に備えてみてください。新エリアは今後数十年、東京ディズニーリゾートの“顔”になりえる場所です。ゆっくり、計画を立ててみてくださいね。
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