でっかいヤゴを育ててみたら…… とんでもないトンボの誕生に「ただただ感動」「滅多に見られない、生命の神秘!」と100万再生突破(1/2 ページ)
これは感動する……!!
害虫として駆除されそうになっていた巨大なヤゴを引き取り、育ててみたら……?とんでもないトンボがうまれてきた瞬間が YouTubeチャンネル「森こんにゃく」に投稿され、記事執筆時点で102万再生を突破。たくさんの感謝&感動の声と1万6000件をこえる高評価が寄せられています。
巨大なヤゴの飼育に挑戦!
動画を投稿したのは、生き物系YouTuberの森こんにゃくさん。家族と一緒に魚や虫を捕まえ、捕まえた生き物たちを飼育、観察した様子などをSNSで発信しています。
前回は業務スーパーで購入したアサリの飼育に挑戦しました。今回は、友人のメダカ池の害虫として駆除されそうになっていた巨大ヤゴの飼育にチャレンジするといいます。
ヤゴの水槽をセットした翌日には思いがけない出来事が
引き取ってきた巨大ヤゴを頑張ってトンボにしてみたい! と意気込む森こんにゃくさん。ヤゴの住まいとなる水槽の底には水洗い不要の砂を敷き、水と少々のカルキ抜きを入れてからヤゴを投入します。
ヤゴはトンボの幼虫で、幼虫の間は水の中で暮らしています。ヤゴがトンボになるまでは水辺にトンボが卵を産む→卵がふ化してヤゴがうまれる→水中で他の生き物を食べて脱皮を繰り返し成長する→陸に上がって羽化しトンボになる……という流れになっています。羽化の際にはヤゴの背中が割れ、中からトンボが出てくるのだとか。
ヤゴが羽化する際には陸に上がる物が必要になるため、今回は足が引っ掛かりやすそうなプールスティックを水槽にセット。これで準備は完了です。
3匹のヤゴを育てることに
ヤゴの水槽をセットした翌日、森こんにゃくさんは「違う池から大きなヤゴが捕れた」と友人に呼び出され再びメダカ池に向かいます。1匹目と同じくらい大きなヤゴを追加で2匹引き取り、水槽には3匹のヤゴが暮らすことに。
森こんにゃくさんが調べたところ、ヤゴの好物はミミズやアカムシとのこと。お子さんと一緒に採取してきたミミズを与えてみましたが、ヤゴは食べるどころか逃げてしまいます。
翌日になっても、さらに2日経過しても、ヤゴはミミズを食べようともしません。むしろ森こんにゃくさんは半分にちぎれていたミミズが水の中で生きていることに驚き、ミミズの生態に興味がわいたといいます。
そして水槽にヤゴを入れてから10日ほど経過した夜の12時過ぎ、1匹のヤゴがプールスティックを上りはじめました。ヤゴは羽化する場所を決めたのかプールスティックの上の方で立ち止まり、準備体操のような不思議な動きをしはじめたのです。
ついに羽化……!
そして背中が割れ、ヤゴの顔が割れ……中からトンボの顔と体が出てきました。トンボは体をぶるんぶるんと揺らし、最終的には腹筋をしているような姿勢で見事に全身を外に出すことに成功。この後は縮れていた羽根を伸ばし、乾かしていくのだそうです。
朝起きると羽根はすっかり乾いたようで、トンボは光が差し込む窓に止まっていました。森こんにゃくさんが調べたところ、今回育てたヤゴは「オオヤマトンボ」という種類だったそうです。羽化したオオヤマトンボはしばらく観察した後、外に逃がしてあげることに。
さらに1週間後、2匹目のヤゴが羽化の準備をはじめました。その後3匹目のヤゴも羽化の準備をはじめ、羽化したとても大きくて美しいオオヤマトンボたちは大空に向かって飛び立っていったのでした。
最後にヤゴたちがいなくなった水槽を片付けたところ、エサとして入れたミミズは元気いっぱいに生きていたとのこと。その生命力に驚かされます。ヤゴがエサを食べなかった理由については、羽化直前の最終形態でトンボになる瞬間を待機している状態で、エサを食べる必要がなかったのだと考えているそうです。
「貴重映像ですね」「勉強になりました」の声
こちらの動画には「貴重映像ですね!」「勉強になりました」「素晴らしいものを見せて頂き有難うございます!」といった、たくさんの感謝や感動の声が寄せられています。
森こんにゃくさんは同チャンネルとX(Twitter/@morikonnyaku)に、日々の活動や生き物の姿を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「森こんにゃく」
(三日月 影狼)
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