つながれたまま捨てられていたバーニーズマウンテンドッグ2匹を保護した直後の様子と1カ月後の様子がYouTubeで紹介され「どうかこの子達の行く末が明るいものでありますように」「保護してくださり本当にありがとうございます」などたくさんのコメントが寄せられています。保護直後の動画は記事執筆時点で20万4000再生を突破。
大型犬の保護活動をしている投稿者さん
動画が投稿されたのは大型犬の保護活動や、家族に迎えたワンコたちの様子を発信しているYouTubeチャンネル「ブランディ・アデル大型犬と楽しもう」。現在は4匹の大型犬たちと暮らす投稿者さんに入った連絡は、耳を疑うものでした。
連絡を受け急きょ向かったのは友人の会社。その会社の敷地に、なんとバーニーズマウンテンドッグが2匹、捨てられていたのです。つながれたまま置き去りにされていたバーニーズたちは、見るからにひどい状態……。すぐに連れ帰って状況をチェックします。
毛玉だらけ、糞尿のヨロイ……
連れて来た日の動画に映る2匹は毛玉だらけで、引っ張るとフェルトのような塊が抜けます。まるで「糞尿のヨロイ」を着ているかのようなにおいと感触で、何度も洗ってあげる必要がありました。体中にできものが確認され、他にも病気がないか動物病院ですぐに診てもらわなければなりません。これまでどんな飼育環境だったのか……。衝撃的な姿に投稿者さんは「なぜこんなことを」と“怒り”よりも“悲しみ”でいっぱいになってしまったそうです。
2匹ともメスでしたが子どもを生んだ形跡が見られず、個人宅からの遺棄の可能性が高いことも、怒りと悲しみに拍車をかけます。ただ、唯一の救いは2匹が人間を怖がったり嫌いになってはいなかったということ。「かまってかまって」と甘える2匹の心と体のケアを自分でやっていこうと決心する投稿者さんは、2匹に「エイミー」ちゃんと「ビー」ちゃんという名前を付けました。
年齢と健康状態から譲渡は難しいと判断
動物病院でさまざまな検査をし、腫瘍を取り、避妊手術も終えた2匹。エイミーちゃんは推定10歳、ビーちゃんは5〜6歳だろうとのことでした。心肥大や重度の股関節形成不全なども見つかり……健康や年齢を考えて譲渡はせず最後まで投稿者さんがケアすることに決めました。
1カ月がたち……2匹は元気に遊んでいます！
保護してから1カ月がたち、2匹がどうしているかのぞいて見ると……!? そこには明るい表情で先住ワンコたちとかけっこするエイミーちゃんの姿が！ ビーちゃんはお得意のごろスリをしていると、他のワンコたちが寄ってきてクンクン。ワンプロしたり、ピョンピョンと跳びはねたり、とっても元気に生活している様子が見られました。
つらいこともあったけど、保護してくれた投稿者さんと仲間たちに囲まれて、これからずっと幸せに暮らしてほしいと願わずにはいられません。
動画には「皆 幸せそう ここに来て 良かったね」「愛情でこんなにも元気になるんだね」「この見事な回復はおとうちゃんの愛がちゃんと届いたおかげでしょう」といったコメントと、2匹の幸せを願う声が寄せられています。
エイミーちゃんとビーちゃんのその後や保護活動の様子などは、YouTubeチャンネル「ブランディ・アデル大型犬と楽しもう」の他に、X（Twitter／@xs8sx）やInstagram（@brdyadl）でも公開中です。
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