肘がある魚がX(Twitter)で紹介され、記事執筆時点で35万件表示を超えるなど話題になっています。魚に肘って……、ほんとにあった!!
どう見ても肘がある
「こ、この魚…! 「肘」がハッキリ見える!! 魚なのに!! そして可愛い!!」と投稿したのは、しん@その一瞬のために(@yasui0323)さん。動画には泥の中から2つの目を出している魚が映っています。
尾をクネクネさせてお口を開いた魚は、背びれを立てて方向転換。胸ビレをチョコチョコと動かして進んでいきます。途中で立ち止まると背びれをたたんで尻尾をクネクネ。再び背びれを立てて進みだします。
胸ビレで進む姿は、腕立て伏せをしている人間みたいなフォルム。まばたきをするときにオメメがなくなってしまうのもあいらしいです。
正体は……
この魚の正体は、トビハゼ。干潟などに暮らしており、発達した胸ビレを動かして移動するそうです。動画のトビハゼはヒレの先が水中に隠れており、ヒレの付け根が肘のように見えているのだとか。
投稿を見た人からは「これになりたい」「肘かわいすぎる」「魚類→爬虫類の間みたい」「寄生獣のミギーのデザインになったのってトビハゼなのでは? とふと思った」といった声が寄せられています。
トビハゼの撮影場所は葛西臨海水族園とのこと。しんさんは次のポストで「トビハゼという生き物は干潟がないと生きていけません。干潟は海と陸の境目みたいなところで、泥だらけです。干潟は人にとっては利用価値がないように思われがちですが、たくさんの生き物が棲み、人の食糧生産にも大変貢献しています。少しでも興味ある人が増えてくれると嬉しいです」とつづっています。
しんさんはクワガタの採集飼育、海水/淡水魚/水生昆虫の採集、生物撮影などをしており、別の日の投稿でも生き物たちの姿を紹介しています。
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