「調理中でも洗い物はどんどんやれ」→その理由とは…… 料理を“あるもの”にたとえた説明が「刺さる人には刺さる」と260万表示(1/3 ページ)
普通はコンピュータの仕組みをキッチンで例えたりするものですが……?
調理の工程をコンピュータで例えてみると……? あるプログラマーの気付いた「料理の要点」が興味深いです。コンロはCPUでシンクはメモリ?
料理はプログラミングのテクが役に立つ分野
投稿主のhyousuke(@hyousuke)さんはプログラマー歴20年超のベテランながら、料理は始めて数カ月の初心者。以前にうまく作れなかったペペロンチーノへの再挑戦を「デバッグ」と呼んだ際、「料理はアルゴリズムであり、並列性、サブルーチン化、ライブラリの利用、局所最適と全体最適などのプログラミングのテクが役に立つ分野」と、料理とプログラミングの類似性に気付いたといいます。
そこから派生して、hyousukeさんは「コンロはCPU、流し台やカウンターはワークメモリ、冷蔵庫はストレージ」と定義。調理にまつわる概念を次々とコンピュータになぞらえて考えていきます。
だから「調理中でも洗い物はどんどんやれ」といった教訓も、hyousukeさんにしてみれば「終わったリソースは早く解法してメモリを空けろ」に。確かに、用の済んだザルやらボウルやらをシンク周りに放っておくと、段取りが狂ったり食材や調味料の置き場に困ったり、コンフリクトみたいになりますもんね。
投稿には「刺さる人には刺さりそうw」「こういう気づきは興味深い」「ほんとこれ」と反響が多数寄せられており、分かる人にとことん刺さる説明は広く拡散。「冷蔵庫を整理(デフラグ)しないと……」「うちのコンロは3口だから、麺と野菜を同じ鍋でゆでたら3コア2スレッド」「外付けのGPU(電子レンジ)があると便利」など、さまざまな例え話が寄せられています。こうなってくると、「キッチンで例えるコンピュータの説明」としても有用なのでは。
hyousukeさんはその後もプログラマーの観点から調理を楽しんでいる様子。ライブラリと称して冷凍食品を買ってきたり、サバをアプリケーションアクセラレータ(オーブン)にかけたりしています。
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