コロナ禍に海外から帰国し、ホテル待機していた期間に部屋でバイオリンを弾いていたら、退去の前夜にある手紙をもらったという投稿がX(Twitter)で話題に。該当投稿は記事執筆現在までに約5万1000件の“いいね”、約224万件の表示数を獲得しています。
コロナ禍のホテル待機でバイオリンを弾いていたら……
この手紙についてのエピソードを投稿したのは、バイオリニストとして活動している及川悠介(@RautavaaraE)さん。海外から帰国した際にホテル待機となり、数日間部屋から全く出られない日々を過ごしたそうです。
そのとき、「うるさいかな」と申し訳なく思いながらもバイオリンを弾いていたところ、待機期間の最終日夜にメモのような手紙をもらったといいます。
そこには「長期の隔離の中で貴方のすばらしい音色に癒されました。本当にありがとうございます」「是非これからも観客を喜ばせて下さい」「個人的にはショーソンとシベリウス、ブラームスを楽しみにしていました。ある隣人より」と書かれていました。送り主は待機期間の不安の中、見知らぬ及川さんのバイオリンの音色でステキな時間を過ごせたことが手紙からうかがえます。
この投稿には「イイ話だなぁ ショーソンを知ってるあたりかなりの玄人だよね」「コロナ禍、なんか気持ちが弱ってしまった時に聞いていたのがクラシックだった このメモの方の気持ちわかります」「こういうのは心の拠り所になるとおもう」といった反響が寄せられています。
及川さんは東京藝術大学を卒業後、パリ音楽院へ進学。現在は帰国して国内でコンサートを開いています。また、演奏の様子をまとめたYouTubeチャンネル「及川悠介 Yusuke Oikawa」も運営中。気になった人は及川さんの演奏をチェックしてみてください!
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