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SF作家が新作小説の校閲において、ある一文について指摘された投稿がX(Twitter)で話題になっています。この的確な校閲者の指摘に注目が集まり、投稿は記事執筆現在までに790万回表示されています。
この校閲者からの指摘を投稿したのはSF作家の人間六度(@rokudogobu)さん。新作小説の校閲で、「眉を八の字に下げ」という一文に指摘が入ったそうです。
校閲者はその一文に「この世界に漢字の“八”が存在するということ?」「登場人物の名前からも日本語文化圏ではなさそうです(オムライスは日本風でしたが……)」と指摘。これに人間さんは「やべえーーーーー!!!!!」「これは落とし穴だアアアアーーーーーっ!」と絶叫しました。世界設定まで完璧に把握してるのすごい。
さらに、「校閲さんの指摘をくさすつもりは一切なく、マジでありがたいしマジで面白いな〜! と思ってます」と指摘に気付いた際の心境についても明かしており、「29で気付けてよかった…」ともつづりました。
この投稿には「よい指摘」と校閲者にグッジョブする声や「校正さんってものすごい想像力が働くんですね」「作品を理解している良い校閲さんですね」と仕事ぶりをたたえる声が寄せられています。
なお、この原稿は今秋発売予定の短編集『推しはまだ生きているか』(集英社)に収録予定。同作には短編「推し活SF」「婚活SF」「アンチサステナブルSF」などが収録されているとのことです。
画像提供:人間六度(@rokudogobu)さん
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