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スペインにある18世紀の教会の“修復”が物議を醸しているというニュースが海外で話題を呼んでいます。
白一色だった教会にピンクの塗装
話題となっているのはソリア県に1725年に建築された「Ermita de Nuestra Senora del Miron」。最近内装に修復が施されましたが、その結果を遺跡保護団体「Soria Patrimonio」がX(Twitter)に「彼らはErmita de Nuestra Senora del Mironに何をしたのか」と投稿しました。
投稿には修復前と後の姿が添付されており、もとの壁や天井は白一色でしたが、現在は柱などがピンクに塗られています。さらに壁の天使のレリーフも天使とは思えない姿になっています。
スペインの修復家の団体は「このような事態を避けるために専門家によるチームが必要」と述べ、自治体の移籍関連部署に説明を求めているとしています。
スペインのメディア「La Vanguardia」によると、塗装を行ったのは住宅の塗装を行っている地元の業者とのこと。修復の依頼主は、市の許可を得て行っており、好みの問題だと述べているといいます。
「キリストのフレスコ画」を思い出す人も
このニュースに、SNSでは2012年のフレスコ画修復を思い出す人も多く見られました。スペインの北東部にある教会の壁に描かれていた19世紀のキリストのフレスコ画が、サルのような姿に“修復”されてしまった事件でした。修復は近くに住む80代の女性が善意から行ったものでしたが、無断だったといいます(関連記事)。
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