5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘! 今回紹介するのは、「昔のパソコンを子どもたちが使ってみる」という2014年の動画です。さて、子どもたちの反応は……?
子どもたちが昔のPCに大苦戦
動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「REACT」(@React)。覆われていた布が取られ、目の前に現れた昔のパソコンに子どもたちは開口一番「何これ?」。
用意されたパソコンは70年代後半から80年代前半のもので、「古いテレビみたい」とまずその巨大さに驚きます。
とりあえず電源を入れてみようとスイッチを入れますが、動きません。「モニターも付けなきゃ」と教えられるものの、モニターのスイッチがどこにあるかわからない子どもたち。後ろ側に回るよう言われ、ようやく見つけました。
ひとまず電源は入れられたものの、「何でこんなに雑音が?」「僕らの持ってるものとは全然違う」と戸惑います。さらにここからどうしたらいいのかわからない子どもたちが「マウスは?」と質問すると「全てキーボードだけでするんだよ」告げられてしまいました。
そして「ゲーム」と入力してはエラー、インターネットをしようとして「GOOGLE」と入力してはエラー、と一向に前進しません。「当時はインターネットもなかった」といわれお手上げといった表情です。
当時のパソコンでは限られたことしかできないといわれ、計算をしてみることになった子どもたち。「2+2」とごく簡単な計算を打ち込んでみますが、答えは出てきません。数字だけではなく、何をしたいのか知らせるために「PRINT」と入力するよういわれ、「数学とPRINTは何の関係もないのに!」と打ち込むと、「4」との答えが出てきました。「とっても誇らしい気分!」「やっと! 千年かかったよ!」とこんなに簡単な計算にも大喜びです。
続いて、「その大きなパソコンにはハードディスクが入ってないんだ」とフロッピーディスクが登場。子どもたちはCDと間違えたり笑い出したりとさまざまな反応です。
このフロッピーディスクをパソコンに入れてゲームをしようというと、1番の盛り上がりを見せるものの、入れただけではゲームはスタートしません。「もしパソコンの電源を入れたままフロッピーディスクを入れたのだったら、電源を切ってから入れ直す必要があるんだ」と教えられ、もう嫌というように額を叩いたり、立ち上がってしまう子も現れました。がんばって……!
昔のパソコンに苦労させられた子どもたち。もううんざりといった様子でしたが、最後にスマートフォンを見せられ「この小さな電話は、そのパソコン850台分に匹敵する」と教えられ、テクノロジーのすごさに感銘を受けたよう。
そしてこのパソコンが欲しいかどうか聞かれると、ほぼ全員が「NO!」。「これ何にもできないし」「私はもっといいのを持ってるのに、これを欲しがるわけない」と散々な評価が並びました。しかし子どもたちにとっては、今持っているパソコンやスマートフォンのすばらしさに気が付くきっかけになったみたいですね。
この動画は記事執筆時点で2781万回視聴されています。YouTubeチャンネル「REACT」(@React)では他にも「子どもたちがゲームボーイで遊んでみたら?」「子どもたちがウォークマンを使ってみたら?」「今の10代は2000年代のアニメを知っている?」などの動画が人気です。
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