防災士女性が1週間の模擬避難→たった3日目でヤバい事が…… 「正直に言います」体験者だからこそのレポートに「リアルな実証実験ありがたい」(1/2 ページ)
防災グッズを見直すときの参考になる!
防災士の資格を持つ女性が、模擬避難生活を送ることに。3日目で起こった予想外の出来事をまとめた動画がYouTubeチャンネル「防災士 さばいどるチャンネル」に投稿されました。動画の再生数は30万回を突破し、「リアルな実証実験ありがたい」「大変勉強になりました」と反響が寄せられています。
7日間の模擬避難生活をスタート
投稿者はサバイバル×アイドルを融合した“さばいどる”として活躍する、かほなんさん。防災士や狩猟免許、重機の資格を持っており、本気で無人島生活を目指しながら、普段は東海地方でライブ活動をしているアイドルです。
そんなかほなんさんは、現在YouTubeチャンネルで「7日間模擬避難生活」を発信中。実際に防災グッズで避難生活を体験することで、感じることや足りないものを知りたいという思いが込められています。今回の動画では、模擬避難生活3日目の様子を公開。3日目にしてかほなんさんは、悲惨な事実に直面したそうで……。
たった3日目で……
長崎県対馬市にある「あそうベイキャンプ場」で、テントを張りながら模擬避難生活を送っていたかほなんさん。朝の7時半、なにやら深刻な表情を浮かべています。そして向かったのは、別のテントに設置していたダンボール製トイレのところでした。
かほなんさんによると、このダンボール製トイレを使ったのは3日間のうち4回のみだそうですが、今朝座ってみたら途中でバコッと体が落ちてしまったとのこと。そこでトイレを見てみると、破れていたりへこんでいたりと、たった4回目で壊れてしまったといいます。
ダンボール製トイレが壊れてしまった原因について、かほなんさんは「湿気」が原因だと推測。3日間雨は降っていないものの、特に朝方は湿気の影響を受けやすいようです。予想外に壊れてしまったダンボール製トイレ。残りの期間は、プラスチック製の簡易トイレに交換して対応していくことにしました。
ちなみに3日間で4回のトイレ使用は少ないように思いますが、かほなんさんは「この環境にいると、もちろん水も飲んでるんですけど、汗でも出ていくし、そもそも食べている量が少ないのでそんなにトイレ行かないですね。自分でもびっくりしています」と説明。
また「絶対に室内で避難生活をするとは言い切れないので、野外でも使える丈夫なトイレを備えるべきだと思いました」と語りつつ、ダンボール製トイレは2680円、プラスチック製トレイは3780円で購入したとして、かほなんさんが購入した際は「値段もさほど変わらなかった」と教えてくれました。
なお動画では、他にも災害時に実践できそうな「重曹を使った洗濯方法」や「非常食で甘い物を食べて感じたこと」「非常食に飽きないようにする、大切な備え」についてなど、実際に体験してみたからこそ分かることについて、発信しています。
リアルな模擬避難生活に反響
災害時の備えについて改めて考えさせられる、かほなんさんの動画には「ダンボールトイレ、ほっそいアイドルで4回じゃ一般おじさんおばさんなら一撃だろなぁ……」「すごく勉強になる。災害はいつ起こるか分からないから、本当にたくさんの人に見て欲しい」「いろんな災害があっていろんな避難の仕方があるでしょうが、一定のやり方を見せてもらえるのはとてもいいことだと思いました」「避難時に近くに簡易トイレあったとしてもきっと行列ができると思うし待ってる体力の消耗を考えるとやはり個人での非常用の簡易トイレは必要なのかもですね 簡易トイレの素材やお値段、使用感までとても参考になりました」「自分も災害用トイレとして検討してましたが、やっぱりプラスチック系かな」「こう言うリアルな実証実験ありがたいです」といった多くの反響が寄せられています。
かほなんさんの模擬避難生活7日間は、YouTubeチャンネル「防災士 さばいどるチャンネル」にて公開中。またInstagramアカウント(survidol_kaho)、X(Twitter/@survidol_kaho)では活動情報が投稿されています。
画像提供:YouTubeチャンネル「防災士 さばいどるチャンネル」さん
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