「『逆転シリーズ』を拡大していきたい」 「逆転検事1&2 御剣セレクション」発売直前、キャラデ岩元辰郎氏、橋本シリーズP、西田Pロングインタビュー(3/5 ページ)
メインビジュアルアート“狩魔冥13歳登場”の秘密もついに明らかに……!
岩元さんが100パーセント開発を手掛けたキャラも!?――開発チームの押しキャラは意外なあの人?
――皆さんにお伺いしたいのですが、「逆転検事シリーズ」と「逆転裁判シリーズ」それぞれで思い入れのあるキャラクターはいますか。
西田:「逆転検事シリーズ」だと木之路いちるです。最初にユーザーとして「逆転検事」に触れたときは「敵か味方か分からない」っていう信用していいのか分からないミステリアスな感じがすごく良かったのと、見た目がかわいらしいなと思っていました。
実は今回のメインビジュアルに入れてもらおうと思って「木之路さん好きなんですよね〜」ってちょっとだけ推していました(笑)。
岩元:ちょっぴり推された記憶があります(笑)。初期のラフではメインビジュアルに馬乃介もいたりしたんですけどね。
西田:ですね。ただ木之路や馬乃介がいる理由が不明ということで没になりました。
男性キャラだと狼士龍が登場シーンから好きで、シリーズ全体を通して好きなキャラは(綾里)真宵ちゃんですね。
岩元:僕はシリーズ全体だとゴドー……いえ御剣! 「逆転検事シリーズ」だとシーナと弓彦ですね。
本当はもちろんもっとめちゃくちゃいるんですが、「逆転検事シリーズ」でキャラクターデザインに一番苦労したキャラクターの弓彦と、キャラクターデザインが一番スムーズだったシーナは印象に残っていますね。
特に弓彦は“モダン”のモーションの98パーセントぐらいを自分で対応したんですよね。実はもう1キャラ100パーセント自分で対応したキャラがいるんですが、それが誰かはナイショにしておこうと思います。
橋本:「逆転検事シリーズ」だともちろん御剣が筆頭ですが、水鏡秤ですかね。やっぱり“アレ”が伸びるのが衝撃でした(笑)。DS版が出たときは宣伝部隊にいたのですが、そのときから秤さんのファンですね。
シリーズを通しては(希月)心音ちゃんが好きなんですよ。「心音ちゃん主人公の何かができないかな?」ってずっと僕の心の中で思っているんですけれども(笑)。
恐怖のプロトタイホくん登場――開発チームイチオシエピソード
――「逆転検事シリーズ」の中で皆さんが好きなエピソード、オススメしたいエピソードはありますか。
橋本:僕結構バンドーランド好きなんですよ(「逆転検事」第3話「さらわれる逆転」)。新キャラクターの一条美雲が出てくる回ですし、御剣が襲われるシーンもあって(笑)。
岩元:恐怖のプロトタイホくん登場回(笑)。僕は「逆転検事2」の第2話「獄中の逆転」が好きですね。キャラクターを作っていて楽しかった話ですし、あそこに出てくる新キャラクターはどれも好きです。キャラクターデザインするときに、キャラクター単体じゃなくて動物が足されるだけですごく楽にキャラメイクできました。
「逆転裁判2」から継承している動物がなつくかどうか、という好きなネタも入れられましたし、この話のブレイクは「逆転検事シリーズ」史上一番好きですね。
西田:私は2シリーズ共に5話が好きですね。1話〜4話までの伏線、キャラクターの正体が全て回収されるところがいいなと思います。
秘密満載――岩元さんが語るメインビジュアル裏話
――今回のメインビジュアルアートで特に目を引くのが、他のキャラクターと異なる時系列から登場している狩魔冥(13歳)だと思います。幼少期の彼女がキービジュアルに登場することになったきっかけを教えてください。
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