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トイレをきれいにしたつもりでも、尿のしぶきはひそかに飛散しているもの。この“尿ハネ”を掃除しやすいよう可視化するスプレー「ミエルモ」を、印鑑でおなじみのシヤチハタが開発しました。
座って用を足しても尿はハネている!?
誕生したきっかけは、同社のある社員が経験した出来事。掃除はしているし、ハネないよう気を付けて座って用を足しているのに、トイレがなぜかにおって困っていたといいます。
調べてみると、座ってしても尿ハネは便座の裏などに付着し、場合によっては便座の隙間から外側へ漏れてしまうことが判明。放っておくとにおいの原因になるのに、見えにくくて掃除できない――そんな悩みからミエルモの開発が始まったとのことです。
シヤチハタのインク技術で汚れを可視化
シヤチハタは長年培ったインク技術を応用。青い着色剤と消色剤(次亜塩素酸ナトリウム)の、2つのボトルを内蔵したスプレーを開発し、汚れの可視化を実現しました。
ミストを吹き付けると、汚れのない箇所では消色剤が着色剤に作用し、色を透明に。汚れている場所では消色剤が尿に作用するため、汚れた部分のみ着色剤の色が残る仕組みです。
消色剤は洗浄成分として機能するため、青くなった部分を拭き取れば、汚れを除去することが可能。除菌効果もありますし、見えていなかった汚れを「確かに掃除した」と認識できて、気持ちの上でも満足感があって良さそうです。
販売はクラウドファンディングサイトのMakuakeで実施。1本で1280円や2本で2490円、3本で3840円といったコースが用意されています。
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