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“毒を持つホラ貝”いけす半年、1年、3年モノを食べ比べてみると…… ぶっとんだ検証結果に「面白すぎる」「大丈夫なんですか!?」(1/3 ページ)

食べてみたい。

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 フグ毒を持った貝を3年間育ててハンマーで叩き割り、お刺身にして食べる様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で5万回以上再生され、1200件を超える高評価を獲得しています。

【ふぐ毒を持った貝】法螺貝をハンマーで砕いてお刺身に!!

フグ毒を持つホラ貝を食べる

 投稿者は愛知県内最大級の水揚げ量を誇る、豊浜漁港の一般向け市場「魚ひろば」で働いているへんな魚おじさん。YouTubeチャンネル「へんな魚おじさんの寝言【Weird Fish Dude & Beard Brother】」では“へんな魚”をはじめとしたさまざまな魚を紹介し、魚のおいしさを伝えています。

 以前は30年間求めていたという、ワニのような見た目の魚を食べる様子を見せてくれたへんな魚おじさん(関連記事)。今回はフグと同じ毒を持つという、「ボウシュウボラ」というホラ貝をさばいていくようです。

ホラ貝を横に持つ
いけす半年モノのホラ貝です、でっかい!

ホラ貝をさばこうとしたら……?

 今回はいけすで半年、1年、3年育てた3つのボウシュウボラを用意し、食べ比べをしていきます。3つの見た目を比較してみると3年経過したホラ貝は貝の表面の色が白くなっていて、手触りもツルツルになっているとのこと。不思議なことにいけすにいる期間が長ければ長いほど、貝の色が白くなるのだとか。

ホラ貝を建てに持つ
こちらはいけす1年モノのホラ貝、白くなっています
いけすにいる期間が長いほど
いけす3年モノのホラ貝は真っ白です

 へんな魚おじさんによると、ホラ貝は他の巻貝のように引っ張って身を取ろうとしても、なかなか取れないのだそうです。そのため今回は貝に穴を開け、その穴から貝柱を外してから身を引っ張りたいようですが……?

 一緒に出演している“ヒゲの兄貴”と話しながらアイスピックで貝に穴を開けようとしますがあまりに固く、なかなか穴が開きません。しばらく奮闘して穴を開けることと貝柱を外すことに成功しますが、アイスピックが届かず身を取り出すことはできませんでした。

 その後貝をハンマーでたたき割り、一部が切れてしまったもののなんとか身を取り出すことに成功。あまりにも大変であることから、2つ目以降は貝ごとゆでることに。その後は取り出した身をトリミングして、塩と酢を使ってぬめりを取っていきます。そしてようやく、いけすで半年モノのホラ貝のお刺身が完成したのでした。

ホラ貝の身に菜箸をさして取り出しているところ
身を取り出すだけで一苦労……!

 お次はゆでていた1年モノと3年モノのホラ貝から身を取り出します。身に菜箸を突き刺して貝を回しながら引っ張り、苦戦しつつもなんとか身を取り出すこと成功しました。身のひらひらした部分は食べるとピリピリするため取り外し、残った身を切って盛りつけていきます。切っている感じは1年モノより、3年モノの方が固かったそうです。

盛り付け
切って盛りつけていきます

 その後ひげの兄貴が作った焼きそばを食べ、いよいよ今日の主役であるホラ貝のお刺身を食べることに。まず生の状態でさばいた半年モノから食べてみると……その味はとても硬いけれど癖がなく、甘くておいしいとのこと。歯ごたえは硬いけれど、その硬さは“心地いい硬さ”なのだとか。

ホラ貝のお刺身
おいしそうです

 お次はゆでた1年モノを食べてみると、柔らかくておいしいとのこと。ゆでた方が柔らかくなり甘みも強くなるそうで、1年モノより3年モノの方が柔らかく甘みがあったそうです。この日改めてホラ貝を食べてみて、さらに7年生かした「10年モノのホラ貝」を食べてみたいと語るへんな魚おじさんなのでした。

癖がなく後味も
食べてみたい……!!

 なおボウシュウボラの内臓にはテトロドトキシンというフグ毒が、唾液腺にはテトラミンなどの麻痺性の毒が含まれています。ボウシュウボラを調理する際は食中毒を避けるため、内臓と唾液腺は廃棄してくださいね。

 こちらの動画には「結局カナヅチで割るんですね、そしてそのまま茹でるw面白すぎる」「貝が白くなるのはどうしてだろう?水槽という環境だからかな?」といった、たくさんのコメントが寄せられています。

 同チャンネルでは珍しい魚のほか、脂の乗った魚や、一般流通していないけれどおいしい魚などを紹介。情報はX(旧Twitter/@_Sakana_Ojisan)とInstagram(@_sakana_ojisan)でも発信しています。

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