台湾のマクドナルドが10月23日から人気アニメ「HUNTER×HUNTER」とコラボレーションしており、その“PR施策”が台湾で物議を醸しています。
「HUNTER×HUNTER」コラボが台湾で物議
マクドナルドは今回のコラボで、同作の登場人物が描かれた1パック4枚入りのランダムトレーディングカードなどを展開。トレーディングカードはシークレットを含めて全25種類あり、マクドナルドの商品を注文して約420円を追加で支払うと1パック購入できます。発売から約3時間で完売したため、すでに手に入れることはできません。
しかし、台湾マクドナルドは、トレーディングカードのレアを含むコンプリートセットや、特別なボックスを人気インフルエンサーに“PR施策”として贈呈。
同作について知らないインフルエンサーの手にも渡っており、動画を投稿していたインフルエンサーのInstagramには「ずるい、なぜあなたの元へ……」「ふざけてる」「作品を知らないインフルエンサーの手元に渡っていて意味がない」「なんのために配ったの?」「なぜインフルエンサーが全てを手にいれることができるのか」など怒りのコメントが殺到しました。
また、トランク型のボックスには“ハンター試験”のナンバープレートが付いていたことから、「なんの試験受けるんですか?」「合格できると思うなよ」など皮肉めいたコメントも寄せられていました。
「お客さまの安全を確保」注意喚起も
30日からは指定の商品を購入すると、特別デザインのトランプ「ハンターBOOKカード」が配布されます。 現地ではニュースとして報道されるほど波紋を広げていることもあり、公式サイトでは「交通への影響やお客様の安全を考慮し、『HUNTER×HUNTER』BOOKカードはマクドナルド店舗のみで配布します」とアナウンスするなど対応に迫られています。
台湾でも大人気の「HUNTER×HUNTER」
台湾でも日本の漫画は人気な中、同作は特に「獵人」というタイトルで、台湾限定のグッズの販売、ポップアップストアの開催など根強い人気を誇っています。
今回マクドナルドとコラボでは、トレーディングカードのほか、特別なデザインの紙袋やドリンクカップなどが販売されています。
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