一見、ダンボールで作ったようにしか見えない陶器のドリンクピッチャーを作る動画がYouTubeで30万回以上再生されています。制作したのはアメリカ出身で現在ドイツを拠点に陶芸作家として活動するミア・ミューラーさんです。
ダンボールみたいな陶器に魅せられて……
ミアさんは、フランスの陶芸作家ジャック・モネローのダンボールに似せて作った陶器の作品シリーズ「Carton」に魅せられ、自分もダンボールで作ったように見えるドリンクピッチャーを作ってみることにしました。
粘土を丁寧に捏ねて、ろくろでピッチャーの形を作っていきます。そして陶器のふちの部分は、ダンボールと同じように中芯を三角の押し型で丁寧に再現していきます。
模様付けが完成し、あとは窯で焼くだけの状態となりました。この時点ですでに濃い茶色のダンボールでできているように見えます。さて、あとは形作ったピッチャーを窯に入れて焼き上がるのを待つだけですが、出来上がりが楽しみなところです。
「本物のダンボールで作ったようだ」
焼き上がったピッチャーは少し明るい茶色に変化し、ダンボールと同じ色合いになりました。まさにダンボールで作ったようなピッチャーに動画を目にした人たちからは「使用済みの本物のダンボールで作ったようだ」「細部へのこだわりがすごい」といった感嘆の声が上がっています。
ミアさんの作品は公式Webサイト「Pottery to the People」で販売されています。またYouTubeチャンネル「Pottery to the People」には他にも陶器でエアコンやスピーカーを作る動画が投稿されており、大勢の目を楽しませているようです。
画像はYouTubeチャンネル「Pottery to the People」から
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