かつて釣り上げられなかった“怪魚”に再び戦いを挑む動画が、YouTubeに投稿されました。記事執筆時点で、この動画の再生数は11万回を超えており、2500件以上の高評価を集めています。
頭はワニな怪魚
投稿したのは、バスフィッシングをメインにさまざまな釣り企画に挑戦しているYouTuberの「ミラクル宮」さん。2023年に、胴体が魚で頭はワニという怪魚を狙う企画を立てて1週間近くにわたり戦いを繰り広げましたが、このときは残念ながら釣り上げられませんでした(関連記事)。
今回の動画はそのリベンジ企画。釣り針をフックが3つのものへアップデートするなど装備を整えたミラクル宮さんは、1年ぶりに現地の池を訪れターゲットがまだ健在であることを確認しました。
警戒心が強いターゲット
前回の企画から数えてチャレンジ11日目。相手が食いつくのを待っていると水面に水しぶきが上がりました。よく見ると「浮き」の近くを何かが泳いでいるのが見えます。しかし、ターゲットはそれまでの“経験”から警戒しているらしく、目の前にエサがあってもスルーしてしまいます。
通算12日目は、相手に警戒されないようワイヤーをやや細めの物に変えた竿と、エサであるバスが水面付近で浮くように調整した竿の「二刀流」でチャレンジ。作戦が功を奏し、食いつくようになったので次は合わせるタイミングを模索します。
試行錯誤する内に、相手の“クセ”が分かってきました。通算13日目が過ぎ、迎えた14日目は早朝からスタート。浮きの動きと手に伝わってくる感触でタイミングを計り、ついに合わせられましたがリールを巻いている途中で抜けてしまいました。
決着のとき
そして15日目は相手にしっかり針をかけるべく、細いワイヤーとシングルフックの釣り針で挑戦。じっくりと待ってから合わせて懸命にリールを巻き取っていると、ターゲットがその巨体を現しました。網に入らないほど大きいため、岸にまで近づけたら最後はフィッシュグリップで引き上げます。
1年前から狙っていたのは、全長120センチ以上で体重は15キロを超えている「アリゲーターガー」。他のガー科に属する魚およびその交雑種とともに国の特定外来生物に指定されています。
特定外来生物を釣ることはできますが飼育したり、運搬したりすることは禁じられています。また、キャッチ・アンド・リリースに関しては、都道府県によっては条例により禁止されている場合もあります。今回釣り上げたアリゲーターガーは逃さずに、“皆さんが納得する形で取り扱い、その様子は今後動画で公開する”そうです。
コメント欄には、「これは神回」「釣りキチ三平みてるみたいでワクワクしました」「見応えあるファイト。シングルフック、4分待ち作戦。こういうのが見たかった。最高です」などの感想が寄せられています。
YouTubeチャンネル「ミラクル宮 - Miracle Miya -」では他にも、ユニークなルアーを使った釣り企画やラフトボートでの釣りの様子など、さまざまな動画が公開されています。
画像提供:YouTubeチャンネル「ミラクル宮 - Miracle Miya -」さん
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