喫茶店の水に注目したフォトエッセイのユニークな着眼点が話題になっています。担当編集者がX(Twitter)に書籍の一部を公開して反響を呼びました。
喫茶店の水だけ!?
投稿したのは左右社の書籍編集者のkarin(@kaririririry_n)さん。「喫茶店の水だけを集めたフォトエッセイを担当しました」と自身が手掛けた書籍『喫茶店の水』について投稿しました。
書籍の表紙や掲載された写真も公開しており、さまざまな喫茶店のソファやテーブル、そしてグラスに入った水が写っています。
水、ソファ、テーブルからでも感じられる店ごとの美意識
値段もついてない、メニューですらない水だけれど、そのたたずまいは喫茶店の美意識を表しているかのようです。投稿されたどの写真も、なにか物語が始まりそうな雰囲気が漂っています。
そこまで深読みしなくても、店ごとにちがうグラスやテーブル、ソファのデザインを見るだけで充分面白いのかもしれませんね。
karinさんは同書について「見てるだけで何杯でもコーヒー飲めちゃいそうなぐらい、うっとりするぐらい美しい写真と印刷と装幀」ともコメントしており、自信作であることがうかがえます。
その発想に驚き
投稿を見た人からは、「着眼点」「喫茶店の水!この発想はなかったな。楽しみ」「たぶん唯一無二だろう。早く見てみたい」なんだか素敵。コーヒーじゃなく水ってところが」「お冷にスポットを当てるとは!」など驚きと感動の声が多数寄せられていました。
また、「あわ、、、ほしい」「こういうの超良いっすね 買う」「きっとエッセイも良い感じだろうな、想像力を掻き立てられるから。買う」など、さっそくほしくなった人も多くいました。
書籍『喫茶店の水』は11月8日に左右社から刊行されました。著者の画家・装飾考案のqp(キューピー)さんが、撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真85枚と、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編が収められています。
(谷町邦子 Facebook/X(旧Twitter))
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