消防隊員が身に付けたカメラで撮影した「主観視点」の消火記録がYouTubeに投稿され、105万回以上の再生、6万6000件を超える“いいね”を集めています。
消防隊員の消火活動をGoProで記録
動画を投稿したのは、アクションカメラ「GoPro」のYouTubeチャンネル(@GoPro)。撮影者は、チリの首都・サンティアゴのニュニョア地区消防隊所属のジョゼフという消防隊員です。カメラは左肩あたりに装着しているらしく、画面の右上に消火活動用のマスクが見えます。
火災現場に入ったジョゼフは、ホースからの強力な水流で手前から順に火を消していきます。奥に進みたいようですが、焼けて落下するものがあり非常に危険です。これは命がけだ……!
一緒に入ってきた仲間とも協力して奥の火を消そうとしますが、強い火勢による激しい煙で視界がふさがれています。そんな中、周囲からは建材がガラガラと焼け落ちる音が聞こえてきます。
猛烈な煙で視界が制限される中、燃えているところへ向かって放水しながら少しずつ奥へ進んでいきますが、崩壊したガレキが水流を妨げるなどなかなかスムーズにはいきません。
それでも、ガレキをどかしたり、隙間を見つけたりして、なんとか炎への放水を続けます。最終的に家は焼け落ちてしまいましたが、幸いにもケガ人はいなかったとのこと。よかった!
勇敢な消防隊員たちに対する尊敬の声が集まる
火災のおそろしさと消防隊員の勇気をひしひしと実感する動画に、「この光景は恐ろしくて素晴らしい」「これは私が今まで見たGoProコンテンツの中で最高のものの1つです。消防隊員のみなさんに神のご加護がありますように」「消防隊員に対する尊敬の念が新たなレベルに達しました。この強烈な体験を共有していただき、ありがとうございます」などのコメントが寄せられています。
また、消防隊員やその家族からは、「私は25年の経験を持つ引退した消防隊員ですが、これは素晴らしい映像だ」「私の父は30年以上、これを仕事にしています。これを見ると父をとても誇りに思います」との声がみられます。
※画像は「ゴープロ」(@GoPro)のYouTubeチャンネルより引用
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