大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が在籍した花巻東高校がある岩手県花巻市は、大谷選手の3度目の「リーグMVP」を祝福する懸垂幕を市役所などに掲出しました。一見おめでたそうな話題ですが、一部ではなぜか「心配」の声が寄せられています。
市の祝福ムード伝える
岩手県奥州市出身の大谷選手は2010年〜2012年まで花巻東高校に在籍。高校3年時には高校生史上最速となる160キロの投球を記録するなど、「怪物」として注目されました。その後は日本ハムで「二刀流」として活躍して海を渡ると、大リーグでは3度のMVPを獲得し、野球史を塗り替えるような活躍を続けています。
花巻市は12月2日、公式X(Twitter)で「【大谷翔平選手MVP受賞を祝う懸垂幕を掲出】ロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平選手(花巻東高校出身)が、MLB2024において2年連続3回目のMVPを受賞 お祝いの懸垂幕を市役所本庁舎前と花巻駅前に掲出しました」と、大谷選手を祝福する懸垂幕を市内に掲出したことを伝えました。
市役所に掲げられた3枚の幕にはそれぞれ、「祝MVP 2年連続3回目の受賞 DH選出は史上初の快挙」「祝2年連続ホームラン王 日本選手初の打点王 日本選手初のトリプルスリー達成」「祝前人未踏の大記録 メジャー史上初の50-50達成!」と大谷選手が今季成し遂げた快挙がこれでもかというほど詰め込まれており、市の祝福ムードが伝わってきます。
「日差しの確保」に心配の声
しかし、これを見た一部のファンから聞かれたのは「垂れ幕増えすぎて部屋が暗くなってしまうのでは」「どんどん陽射しが遮られていく」「場所が足りない」といった心配の声。確かに大谷選手が前人未踏の活躍をすればするほど、幕が増えて庁舎内の「日照不足」が心配になってきますね。
ちなみに市は、レギュラーシーズン終了後の10月9日には大谷選手の個人記録を祝う2つの懸垂幕に加え、同校出身の菊池雄星投手(現:ロサンゼルス・エンゼルス)が所属したヒューストン・アストロズの地区優勝を記念した懸垂幕を掲げたことも報告していました。
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