「こ、これが才能……」 音楽家の兄にツッコミを入れたら曲で返ってきた→プロの神業に「ゲーム音楽っぽくて好き」「凡人には分からないw」（1/3 ページ）

この後、弟も音楽で“返事”。

[羽野源一郎，ねとらぼ]

　鍵盤への指の配置の違和感を音楽家の兄に指摘したところ、言葉の代わりに返ってきたのは楽曲。兄弟のやりとりを映した動画がX（Twitter）に投稿され、記事執筆地点で5万5000件以上の“いいね”を集めています。

兄が送ってきたスタンプ

スタンプにツッコミを入れたら……

　投稿したのは、音楽家で実業家の木村仁星（@NiseiKimura）さん。同じく音楽家である兄の木村イオリさんとLINEで連絡を取っていたところ、ピアノの鍵盤に指を載せているLINEスタンプをイオリさんが送ってきました。

　スタンプ上部には「YEAH！」と記されていますが、指と鍵盤の位置を考えると奏でられるのは不協和音。仁星さんは「あまりYEAH感のある音じゃないな」とLINEを通じて兄にツッコミを入れます。音楽家ならではのツッコミだ……。

兄からの“返事”

　指摘してから30分もたたない内にイオリさんから37秒の楽曲が送られてきました。スタンプの通りに演奏したものらしく、再生すると不気味な音色が響きます。しかし徐々に音の数が増え、最終的には軽快なリズムを刻んでいる“YEAH感にあふれた曲”へと変化。兄の見事なアレンジに、「ぐうの音も出ない」と仁星さんはコメントしました。

兄の見事なアレンジ

　このポストを投稿してから数日後、「YEAHされっぱなしはさすがに悔しいので音には音で返してみた」と、その後のやりとりも公開。自身が“不協和音”と呼んだ音に向き合った結果生まれた楽曲をピアノで演奏し、イオリさんに送ったそうです。

　音楽家同士のやりとりを映した動画には、「知性と教養にあふれた兄弟の会話…」「めちゃくちゃかっこいいし、30分程度で作れちゃうのがすごい」「怪しげで重厚な扉を開けたらナイトクラブだったところから物語始まりそう」「0:17からMOTHER2の戦闘シーン」「ゲーム音楽っぽくて好き」「凡人には分からないw」「こ、これが才能……」などの感想が寄せられています。

　この他にも仁星さんのX（Twitter／@NiseiKimura）では、自身が手掛けた楽曲や制作風景などを公開しています。