カンカンカンという音とともにガラスをたたいて絵を描く動画がInstagramに公開されました。動画は記事執筆時点で1120万回以上再生され、68万3000件を超える“いいね”を獲得し話題に。ガラスの板にヒビを加えて作り上げる一点ものの作品には驚きの声が上がっています。
これは工事現場での作業? 概念を覆す絵の描き方
投稿者は、イギリスのアーティストで映画製作者のニール・シュクラ(@niallshuklart)さんです。
シュクラさんは1枚のガラスで彫刻のような絵画を仕上げ、完成した作品を世界中のフェスティバルやギャラリーなどに出展。Instagramでは主に、このガラス作品を一から作り上げる様子を投稿しています。
大工作業をしている? と錯覚するような作り方
今回シュクラさんが制作するのは、透明のガラス板に女性の顔を描く作品です。最初にガラスを木枠の土台に乗せ、地面に倒します。シュクラさんの作品は、ガラスを地面に置いた状態で作り上げていくようです。
最初に、ハンマーのとがった部分でガラスの上をカンカンとたたき、細かい傷を作っていきます。透明のガラスには、絵画の“下書き”とまではいかない、シールのような目印が数個貼られているようにも見えます。
作業を進め、クラックがどんどんと広がっていきます。クラックの周りに落ちたガラスの破片を払いながら作業を続けるシュクラさん。
細かい部分までクラックを作ると、なんと女性の横顔が浮かび上がりました。絵の具や筆は一切使っていないのに、かなり立体感のあるモノクロカラーの絵が完成しました。
「ただ素晴らしい…」「息をのむほど完璧!」など驚きの声
ガラスで作るアートの制作過程を見た人からは、「本当に素晴らしい」「珍しい才能だ」「信じられないよ」「美しい」「息をのむほど完璧!」「私を最も魅了した芸術の1つ」などの感嘆の声や、「どうやってるの?」「どうやって自分にこの才能があると知ったの?」と驚くコメントが寄せられています。
画像はNiall Shukla ArtさんのInstagram(@niallshuklart)より引用
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