ミニコンピュータボード「RaspBerry Pi」(ラズベリーパイ)を組み込んだ“スカウター”で測定する動画が、X(Twitter)に投稿されました。目の前の物体を認識して結果を出力する光景が、「SFの世界が掌の上に!」と話題になっています。
物体を認識するスカウター
動画を投稿したのは、「プログラミングや電子工作で遊ぶ楽しさを世界に伝える」を理念として活動している「そぞら」(@sozoraemon)さん。カメラコネクターを有する全モデルのRaspberry Piに対応している部品「Raspberry Pi AI Camera」を使い、物体認識スカウターを作り上げました。
スカウターのレンズ部分を物体に向けると、ディスプレイに「名前と信頼度」が表示される仕組みです。動画ではまずオレンジを測定。ディスプレイの右上に「orange」、左下に「0.82」と表示されました。
そのままスカウターを左へ動かし、オレンジの隣に置いてあるコップ、さらにその左隣にある瓶を続けて認識させます。スカウターはスムーズに反応し、目の前にある物体がコップおよび瓶であると認識。それぞれの信頼度を出力しました。
そぞらさんによると、カメラモジュールに搭載されているチップが認識して処理を実行するとのこと。Raspberry Piは認識処理の結果を受け取る役目と、スカウターのディスプレイに「物体名と信頼度」を表示する役目を担当しているそうです。
“あの漫画”を思い出す人も
計測前のディスプレイには独特な記号が表示されている物体認識スカウター。動画には、「この心ときめくデザインよ!」「いつか戦闘力53万を検知できるの夢じゃないかも(笑)」「信頼度がいくつになったら爆発するんです??」との驚きの声や、漫画『ドラゴンボール』に登場するスカウターと絡めた感想などが寄せられています。
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