大好きなママがインフルで動けず、そのときブタは……　飼い主も予想しなかった行動に「賢い子だ」「すごい」（1/3 ページ）

何よりの特効薬。

[三日月影狼，ねとらぼ] PC用表示関連情報

　高熱でダウンした飼い主さんに対し、マイクロブタが見せた行動を捉えた動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で40万回以上再生され、3400件をこえる高評価を獲得しています。

インフルエンザで動けないママにブタが取った行動が優しすぎた

マイクロブタと暮らす投稿主夫妻

　動画を投稿したのは、マイクロブタの「ぶひまる」ちゃんと一緒に暮らしているパパさんとママさん。ぶひまるちゃんと過ごすのびのびとした自由な日々を、YouTubeチャンネル「ぶひまる No Pig No Life」で発信しています。

　ある日のお昼ごろ。「体が熱いな～」と思っていたら、どんどん熱が上がっていってしまったというママさん。そして実に10年ぶりだというインフルエンザの診断を受け、寝込んでしまいました。

するとぶひまるちゃんが……

　ママさんがインフルエンザにかかって1日目。熱でぐったりしたママさんが心配ではありますが、感染対策をしっかりしていたパパさんは、これから会社に行かなければなりません。パパさんが不在中、ぶひまるちゃんの相手はママさんがしなければなりませんが、寝込んでいて動けない状態。ママさんは大丈夫でしょうか……。

ママさんがインフルエンザにかかってしまいました

　すると、ぶひまるちゃんは熱でぐったりなママさんに寄り添って看病することを決めたようです。一緒にお布団で休みつつ、ぶひまるちゃん、もといぶひまる先生の「鼻息療法」を受けることになったママさん。鼻息療法とはぶひまるちゃんの鼻息を浴びつつぐっすりと眠る、パパさんとママさんだけに許された“治療法”のこと。安眠、リラックスの効果が得られる代わりに、副作用として少々の鼻水が飛んでくることがあるそうです。

ぶひまる先生の“鼻息療法”を受けることに

　いつもはママさんが顔を触ろうとすると、怒ってかんでくるというぶひまるちゃん。しかしこの日はママさんの体調が悪いことをしっかりと理解しているのか、顔を触られても怒ることなく、じっと隣で寄り添ってくれました。なんとも健気でいとおしい姿ですね。

いつもなら怒ってかもうとするそうですが……

　ママさんに寄り添うぶひまるちゃんを見て、ブタもインフルエンザを発症してしまうのでは？　と思う人もいるかもしれません。パパさんも気になってぶひまるちゃんのかかりつけの獣医師に聞いたところ、ブタはインフルエンザを発症しないため、ママさんの近くにいても問題ないと聞いたそうです。

翌日、ママの具合は……？

　2日目。幸いなことに、1日目の夜に41.8度まで上がったママさんの熱は、36.3度まで下がりました。パパさんは感染対策のため離れて寝ていましたが、ぶひまるちゃんは一晩中ママさんに寄り添っていてくれたそうです。

一晩中寄り添ってくれたぶひまるちゃん

　朝を迎え、パパさんの姿を見たぶひまるちゃんはごはんモードに入った様子。ベッドから降りたと思ったら鼻を使って器用に扉を開け、ごはん前の日課だという日光浴を始めました。

　その後も自らママさんに寄り添うぶひまるちゃんは、どうやらママさんがずっと家にいてくれることがうれしいようです。ママさんは、しんどすぎてあまり構ってあげられませんでしたが、ぶひまるちゃんがそばにいてくれるだけで心強かったといいます。

日光浴と朝ごはんでエネルギーをチャージします

　普段は一緒に休日を過ごしていると、「ごはんちょうだい！　おかしちょうだい！」といたずらをしてくることがあるというぶひまるちゃん。しかし今回のようにパパさんやママさんの調子が悪いときは、いたずらをすることはないのだとか。パパさん、ママさんの状況をしっかりと感じ取ってくれているのでしょうね。

ママさんに寄り添ってくれています

ママさんに寄り添い続けるぶひまるちゃん

　3日目。ママさんの体調はだいぶ戻ってきたようですが、ぶひまるちゃんは変わらずに寄り添ってくれています。

　仕事中もパパさんと一緒にいることが多く、あまり1人になることがないため「療養期間は寂しくなるかな？」と思っていたママさん。しかし朝から晩までぶひまるちゃんが寄り添ってくれていたため、全く寂しくなかったそうです。

そばにいてくれるだけでありがたい

　4日目。ぶひまるちゃんはこの日も変わらず、ママさんに寄り添ってくれています。パパさんも仕事や家事、ぶひまるちゃんのお世話まで、頑張って全てやってくれたそうです。

　ちなみにパパさんは、今回の件でママさんに寄り添うぶひまるちゃんを見て、改めて体が大きくなったことを実感したのだとか。なおぶひまるちゃんは体が大きくなっても甘えることが大好きで、気持ちはずっと赤ちゃんのままなのだそうですよ。

ママさんにくっついて甘えるぶひまるちゃん

　5日目。ストーブの点火が待てずにちょっぴりイライラしつつ、だいぶ元気になったママさんを軽くおちょくる様子を見せるぶひまるちゃん。ママさんの体調が戻ってきたから、いつものようにいたずらを仕掛けているのかな？　と思うと、よりいとおしく思えますね。

ママさんとぶひまるちゃんの心の距離が縮まったようです

　結局仕事を1週間休むことになり、そのしんどさや恐ろしさを身をもって体感したママさん。しかし今回の療養期間をへて、ぶひまるちゃんとの間にあった見えない心の溝が埋まった気がしているそうです。なお獣医師の言葉通り、ぶひまるちゃんがインフルエンザを発症することはなかったそうですよ。

ぶひまるちゃんが体調を崩すことはありませんでした

「動物は本当に優しい」「大変感動しました」の声

　動画には「動物は本当に優しい。余計な事はない。本当に、ただただ優しい」「昔からブタさんは人間を対等に扱い寄り添う動物だという話がありますが、ぶひちゃんがママを心配して付きっきりそばに居る姿勢に大変感動しました」「病気のときそばにいてくれるのが一番心強いからね」「賢い子だ……」「本当、癒しだよね」「いつもと違うの分かるんやね」「すごい　綺麗なブーちゃん　お利口さんですね」といった、たくさんのコメントが寄せられています。

　ぶひまるちゃんとパパさん・ママさんの日常はYouTubeチャンネル「ぶひまる No Pig No Life」やInstagram（@buhimaru_pig）で公開されています。