1月30日午前0時、全国各地の量販店などでWindows Vistaの深夜販売が一斉に開始された。東京はJR有楽町駅前にあるビックカメラ有楽町店本館では100人前後の行列ができ、6年ぶりの新Windows登場を待ちかまえた。また、発売前にはマイクロソフトのダレン・ヒューストン代表執行役社長やインテルの吉田和正共同社長をはじめ、大手PCメーカーや通信事業者の幹部、そしてタレントの真鍋かをりさんが同店のイベントに駆け付けて、Windows Vistaの船出を祝した。
1月29日午後11時30分から始まった「Windows Vista/2007 Office System 発売カウントダウンイベント」では、午前0時にくす玉が割られ、新OSと新オフィスシステム、そして特価品の販売が開始された。秋葉原とは異なり、深夜販売ではDSP版のVistaは扱われず、パッケージ版のみの販売となったが、UltimateやHome Premiumといった中上位のエディションを買うユーザーが目についた。
なお、イベントの冒頭ではビックカメラの宮嶋宏幸代表取締役社長が「Vistaはぜひ一度体験してほしい。店頭に体験コーナーや“Windows Vista ご相談カウンター”を設けて、買い替えを促進していきたい」とあいさつ。続いてマイクロソフトの佐分利ユージン執行役常務が「数々のフィーチャーを備えたVistaは、これまでのWindowsで最も数多くの開発者がかかわった史上最大のプロジェクトだった」と総括。「弊社のWebページでは、Windows Vistaと2007 Office Systemを“世界が変わる瞬間。”と表現しているが、マイクロソフト自身が世界を変えるわけではなく、このイベントに集まった人たちをはじめとして、幅広い層の人に製品を使ってもらうことで世界が変わる」とし、「そのための素材を本日提供することができてうれしく思っている」とまとめた。
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