仙台市上空に謎の白い物体が出現 「ドローン?」「ラジオゾンデ?」など推測が飛び交う

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 6月17日の朝、SNSに東北地方の人たちから「空に白い物体が浮いている」という報告が相次ぎました。

 白い物体が浮いているのは宮城県仙台市の上空のようですが、福島や山形、岩手など東北各地から目撃情報が挙がっています。その正体は不明とのことで(17日正午時点)、動向に注目が集まっています。

仙台市天文台のInstagramでは鮮明な画像が見られます。
画像は「仙台市天文台」公式サイトより引用
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「白い物体」の評価は?

 SNS分析ツールで調べたところ、42.8%がポジティブな反応に分類されました。その正体に興味を示す反応、さまざまな推測が飛び交っているのを楽しむ反応が見られました。一方、57.2%はネガティブな反応となりました。正体も目的も分からないため「怖い」「不安」といった反応が多く見られました。

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「白い物体」の盛り上がりは?

 6月17日、13時までのトレンドです。午前8時前後から目撃情報の投稿がSNSに相次ぎ、トレンドが伸び始めました。その後、新聞各社やネットメディアがニュースで取り上げて一気に盛り上がり、12時に最高潮を迎えています。

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「宇宙人乗ってる?」「動いてなくて怖い」など、興味と不安の声が挙がる

 白い物体は気球のような形をしており、十字型の部品めいた物体がワイヤーのようなもので吊り下げられています。その姿は17日の朝方に確認され、仙台上空を飛行しています。

 いきなり現れた謎の物体に、SNSでは「UFO?」「気になる」など、多くの人が興味を示しています。中には「宇宙人、乗ってて欲しい」など、宇宙人との出会いを期待する声も聞かれます。

 一方で「やばいものだったらどうするのか?」「強風なのに全く動いてないの怖い……」など、不安を覚えている人も少なくありません。その正体はまだ分かっておらず「ちゃんと調べて欲しい」といった声も聞かれます。

 なお、白い物体はずっと仙台上空に留まっているのではなく、少しずつ移動しているようです。その模様は、東日本放送のYouTubeチャンネルで見られます。

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「ドローン?」「ラジオゾンデにしか見えない」など正体を予想する人も

 仙台市天文台のインスタグラムによれば、この白い物体は「仙台上空南西」に浮かんでおり、「動きは非常に遅いのでしばらく見られると思われます」とのこと(午前8時頃に投稿された情報)。また同天文台が朝日新聞に寄せたコメントによれば「形状から観測用の気球とみられる」そうです。

 ただ、その正体は未だに謎で、SNSでは「ドローン?」「どこかの大学が研究で上げた観測気球かな?」「ラジオゾンデにしか見えない」「無人偵察機?」など、多くの推測が飛び交っています。

 ちなみに、先の朝日新聞の記事によれば、仙台管区気象台は「観測気球と思われるが、詳細は不明」とコメントしています。

 また河北新報の報道によると、同気象台は「気象庁が打ち上げた物ではない」とコメント。さらに宮城県危機対策課の担当者は「県警や自衛隊、大学などと連絡を取っているが、有力な手掛かりはない。引き続き情報を収集する」としています。

 誰が、なぜ飛ばしたのか? 落下の危険性はないのか? など、詳細は不明。早く真相が解明され、何事もなく事態が落ち着くのを祈るばかりです。

調査概要

調査期間2020年6月17日
調査対象Twitter
調査件数2013件(10%サンプリング)
調査キーワード白い物体
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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