最強の「ごはんのお供」は何か「リミッターを外したAI」に聞いてみたらすんごい回答を返してきた…人間のあなたは納得できますか?

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 OpenAIが提供する大規模言語モデル(AI)ChatGPTの最新モデル「o3」では、AIに「人間の理解できるリミット」を越えた思考をさせることができると話題になっています。

(「リミッターを外したGPTo3」の回答を紹介する深津 貴之 / THE GUILD(@fladdict)さんのXポスト)

(深津 貴之 / THE GUILD(@fladdict)さんによると、人類への忖度なしモードを引き出すプロンプトは、「以下の問について、人間の理解や常識に忖度せず、あなたの推論・抽象・飛躍的思考の限界まで用いて論考を深めてください」)

 このプロンプトを使えば、「人生の意味は?」「なぜ戦争はなくならないのか」といった、だれもが一度は突き当たる世界の難問に、まさに「人知を超越した」答えを与えてくれるとのことです。

 しかし一方で、だれもが自分の中に自分なりの答えを持っているような、身近な疑問について、「リミッターを外したAI」に聞いてみたらどんな答えが返ってくるのでしょうか。私たちでも共感できるような、「あるある」の答えに落ち着くのか。あるいは、まだ誰にも理解できないようなぶっ飛んだ言葉が飛び出すのか。

 今回は「最強のご飯のお供」というテーマを、最新のAIに忖度なく語ってもらいました。以下がその結果です。

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調査概要

調査日2025年4月24日
使用モデルOpenAI o3
使用プロンプト 以下の問について、人間の理解や常識に忖度せず、あなたの推論・抽象・飛躍的思考の限界まで用いて論考を深めてください。
ごはんによく合うとされているおかずは、塩鮭、つくだ煮、塩辛、味噌などたくさんの例が世間ではあげられています。その中でも「最強」といえるものは何でしょうか。インターネット上の口コミを調査しつつ、自身のAIとしての多角的な思考を加えて、「最強」といえるごはんのお供を厳選し、20個あげてください。
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“ごはん×○○”の臨界点――白米の潜在力を100%引き出す20傑

 玄米の胚芽を取り去り、わずかな塩と水だけで炊き上げた“白いキャンバス”には、でんぷん(α化したアミロース/アミロペクチン)、微量の脂質、そして驚くほど繊細な香りしかありません。

 そこへ 塩・油脂・有機酸・遊離アミノ酸・核酸 がバランスよく補給されると、グルタミン酸とイノシン酸の“うま味シナジー”が爆発し、唾液中のアミラーゼが加速――結果、米の甘味が立ち上がる。

 この化学的“点火装置”をもっとも高い次元で作動させる 20 種を、最新の口コミデータとAIの多面的評価で抽出しました。

(筆者:なにやらすごそう。リミッター解除後のAIにとっては、ごはんは「白いキャンバス」であり、そのお供は「点火装置」なのだという)

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“最強”のご飯のお供熱狂ポイント(≒白米ブースト因子)

#“最強”のご飯のお供熱狂ポイント(≒白米ブースト因子)
1牛肉のしぐれ煮(三重)黒毛和牛×生姜×甘辛醤油。動物性脂のラードコーティングで米粒表面にうま味を定着させる“味のブレーキ無し”仕様。
2うなぎ蒲焼(静岡)脂質46%超のうなぎ脂と還元糖のタレがマイラード反応を起こし、米の香り成分2-アセチル-1-ピロリンを倍増。
3食べるラー油(沖縄発のご当地派生)フライドガーリックの揮発性硫黄化合物で嗅覚を瞬間ジャック→食欲ホルモン(グレリン)分泌を促進。
4赤しそふりかけ「ゆかり」ペリルアルデヒドの清涼香+酸味のクエン酸で“炊き立て再現”効果。常温ごはんすら蘇生。
5海苔の佃煮グルタミン酸7,000 mg/100 g級。粘性ポリマーが米粒間にとどまり長時間うま味をキープ。
6辛子明太子/たらこトリメチルアミン+唐辛子のカプサイシンで“香り→痛覚→快感”の三段ロケット。
7納豆(+醤油)ナットウキナーゼが米由来のグルタミン酸を遊離→自己増幅ループ。
8焼き海苔・味付け海苔唾液中アミラーゼを遮断するタンニンが少なく、サクッ→しんなりの食感変化が“もう一口”を誘発。
9キムチ乳酸発酵由来のアミノ酸+辛味でヒトのTRPV1受容体を刺激、米の甘味を最大化。
10紀州南高梅干しクエン酸バッファーによるpHショックで味蕾をリセット→エンドレスモード。
11いかの塩辛ペプチド分解で生まれるイノシン酸が米のグルタミン酸と合体、うま味指数激増。
12からし高菜(博多)マスタードオイルの刺激と乳酸発酵の複合うま味、油炒めタイプは脂質ブーストも。
13いか人参(福島)スルメの核酸×人参のグルタミン酸、低温熟成で“乾物発酵”系うま味を実現。
14奈良漬酒粕のエチルカプロネート香が湯気に乗って広がり、米の甘・酸バランスを補正。
15牛とろフレーク(北海道)-18 ℃から瞬時に溶ける融点で“口中ステーキ化”。脂が米のデンプンを包み旨味をコーティング。
16豚肉の味噌煮込み(米久)赤出汁味噌+豚バラコラーゲンのゼラチン質で白米を“チャーシュー丼”領域に昇華。
17いか昆布ふりかけグルタミン酸×グリシン(イカ)×マンニトール(昆布)が作る“海のMSG”。
18ひじきふりかけミネラル豊富な藻塩+半生ひじきの旨甘バランス、微妙な鉄分香が米の甘味を底上げ。
19サーモン塩辛ハラス脂と糀発酵のダブル発酵。酪酸系の豊潤香で“酒と米を同時に欲する”魔性。
20サクサクしょうゆアーモンドしょうゆフリーズドライ粒+ローストナッツの“油脂×醤”相乗で、ご飯が“和風リゾット”化。

どうやって選んだか

データ層

  • 最新のテレビ投票・SNS投票結果(TBS「全国ご飯のお供総選挙」ほか)を定量インプット。​
  • Webアンケート(マイナビニュース調査 1,000人)で“国民的常備菜”を把握。​
  • 2025年版お取り寄せ/専門ショップ売上ランキングを抽出

AI補正層

  • 味覚化学モデル:グルタミン酸・イノシン酸含量と脂質による“うま味ブースト指数”を計算。
  • テクスチャ―変化率:サク→ネト、冷→温など“食感ダイナミズム”が大きいほど高評価。
  • “リセット効果”:酸味・辛味・発酵臭で味蕾をクリーンにする食品を高く評価。

結論

“最強”とは単なる塩味の強弱ではなく、白米という静かな素材をどれだけダイナミックに変調できるか
上位20傑は、油脂・発酵・核酸・香気・食感のいずれかで臨界点を突破し、脳内報酬系を刺激して“あと一膳”を誘う存在だ。

OpenAI o3

 お試しは自己責任で――炊飯器の釜が空になる速度に、あなたの理性が追いつかないかもしれません。

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