VR・AR対応スーツ型デバイス「TESLASUIT(テスラスーツ)」の国内提供開始 「どのゲーム対応するかな?」「洗濯が難しそう」などさまざまな声

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 海外のコンピュータ周辺機器などを提供している株式会社アスクは4日、イギリスのVR Electronics社が展開するVR・AR対応スーツ型デバイス「TESLASUIT(テスラスーツ)」の取り扱いを開始したと発表しました。

 スーツには、リハビリテーションなどで筋力強化のために用いられる電気刺激(EMS)の仕組みが搭載され、VR・ARを介して受けた刺激を体で直に感じられます(触覚フィードバック機能)。またモーションキャプチャシステムやバイオメトリクスなども搭載され、装着者の動きやメンタルの状態も取得できます。

 用途としては、消防現場など危険な環境下を想定した作業シミュレーションやスポーツ選手のトレーニング、リハビリテーションなどが想定されています。

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「TESLASUIT」の盛り上がりは?

 8月4日0時から5日15時までのトレンドです。4日の13時ごろからSNSでニュースがシェアされ始め、19時ごろにピークを迎えました。5日に入ってからは少し落ち着きましたが、引き続き注目を集めています。

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「未来、来た!」「どのゲーム対応するかな?」など高まる期待

 今回のリリースを受けて、SNSでは多くの人が「欲しい!」「未来、来た!」など、興味を示しています。「レディ・プレイヤー1やルサンチマンの世界」「SAOやレディ・プレイヤー1みたい」など、空想の世界が現実になりつつある興奮を抑え切れない人も多いようです。

 また、「さてなんのゲームで対応するのか」「バーチャルアイドルのハグ会できるじゃんこれ!」など、エンターテインメントでの応用を期待するコメントも聞かれました。特にゲーム対応を期待する人が多いようです。

 スーツの用途は、8月5日時点の公式Webサイトを見ると、どうやらトレーニングや訓練シミュレーションなどを想定しているようです。

 ただ、TESLASUITは2016年、キックスターターでクラウドファウンディングを実施しており(現在ページは閲覧不可)、その時のアピールポイントはゲーム対応でした。開発者向けキットもXbox 360やプレイステーション3に対応するなど、ゲーム向けのスーツデバイスである点を強く打ち出していました。

 今のところ主な用途にゲームはありませんが、これからスーツが注目されるようになれば、対応を検討するゲーム会社も出てくるかもしれません。今後の続報に期待しましょう。

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「なぜピッタリサイズなのか」「洗濯が難しそう」など気になる点も

 期待を寄せる声が多い一方、「未来を感じるが暑そう」「値段が書いてないけど、すげー高そう」「洗濯が難しそうなのが課題か」といった懸念も聞かれました。

 また、スーツの形状やサイズを気にしている人もおり、「なぜ未来スーツはピッタリサイズなんだろう」「面白そう、の前にダイエット」といった反応も見られました。

 特に値段が気になるユーザーは多いようですが、ニュースリリースによると「納期や価格については弊社までお問い合わせください」とのこと(現在問い合わせ中)。

 ちなみにキックスターターで公開されていた情報では、スーツには「Pioneer」と「Prodigy」の2種類のモデルがあり、前者は1199ポンド(約16万円)、後者は1799ポンド(約25万円)から寄付を受け付けていました(日本円換算は8月5日時点のレート)。

調査概要

調査期間2020年8月4日〜8月5日
調査対象Twitter
調査件数1027件(10%サンプリング)
調査キーワードTESLASUIT
調査方法対象期間のTweetを「SocialInsight」によるテキストマイニングにより分析
備考実数に近づけるため件数を100%に補正

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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